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平成26年第 5回定例会(第4号 9月 8日)

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  1. 三条市議会 2014-09-08
    平成26年第 5回定例会(第4号 9月 8日)


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    平成26年第 5回定例会(第4号 9月 8日)     平成26年三条市議会第5回定例会会議録(第4日目) 平成26年9月8日(月曜日)     平成26年9月8日 午前10時開議  第1.  報   告  第2.  市政に対する一般質問 ――――――――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  日程第1.    報   告  日程第2.    市政に対する一般質問 ――――――――――――――――――――――――――――― 出席議員  26名        1番  河原井 拓 也 君        2番  酒 井   健 君        3番  伊 藤 得 三 君        4番  長 橋 一 弘 君        5番  山 田 富 義 君        6番  岡 田 竜 一 君
           7番  藤 田 博 史 君        8番  名古屋   豊 君        9番  野 嵜 久 雄 君       10番  笹 川 信 子 君       11番  坂 井 良 永 君       12番  武 藤 元 美 君       13番  佐 藤 宗 司 君       14番  横 山 一 雄 君       15番  杉 井   旬 君       16番  森 山   昭 君       17番  武 石 栄 二 君       18番  熊 倉   均 君       19番  野 崎 正 志 君       20番  小 林   誠 君       21番  西 川 重 則 君       22番  阿 部 銀次郎 君       23番  下 村 喜 作 君       24番  佐 藤 和 雄 君       25番  久 住 久 俊 君       26番   坂 登志郎 君 ――――――――――――――――――――――――――――― 欠席議員  な し ――――――――――――――――――――――――――――― 説明のための出席者    市 長       國 定 勇 人 君   副市長     吉 田   實 君    教育長       長谷川 正 二 君   総務部長    若 山   裕 君    市民部長      大 平   勲 君   福祉保健部長  渡 辺 一 治 君    経済部長      長谷川 正 実 君   建設部長    大 山 強 一 君    政策推進課長    駒 形 一 興 君   行政課長兼選挙管理委員会事務局長                                  堤   孝 昭 君    財務課長      村 上 正 彦 君   税務課長    金 子 晴 喜 君    環境課長      渡 辺   健 君   高齢介護課長  西 澤 正 幸 君    営業戦略室長    恋 塚 忠 男 君   商工課長    渡 辺 一 美 君    農林課長      藤 澤 美智明 君   建設課長    笹 岡 和 幸 君    上下水道課長    長 野 義 弘 君   教育部長    池 浦 倫 之 君    教育総務課長    笹 川 浩 志 君   小中一貫教育推進課長                                  樋 山 利 浩 君    小中一貫教育推進課主幹教育センター長   消防長     大久保 修 市 君              前 澤 正 人 君 ――――――――――――――――――――――――――――― 会議事務に従事した議会事務局職員    事務局長      鈴 木 範 男 君   次長      栗 山 貴 行 君    係長        坂 内 幸 雄 君   主任      藤 塚 誠 一 君    主事        山 田 美 緒 君 ―――――――――*=*=*=*=*=*―――――――――       午前10時00分 開議 ○議長(森山 昭君) これより本日の会議を開きます。  出席全員であります。  議事日程を報告いたします。  本日の議事は、お手元に配付いたしました議事日程第4号によって行います。  直ちに議事に入ります。 ―――――――――*=*=*=*=*=*――――――――― ◎日程第1.  報  告 ○議長(森山 昭君) 日程第1、報告。  報告は、請願付託についてであります。お手元に配付いたしました請願文書表のとおり、請願2件を受理いたしましたので、その請願第4号を総務文教常任委員会に、請願第5号を経済建設常任委員会にそれぞれ付託いたします。  以上で報告を終わります。 ―――――――――*=*=*=*=*=*――――――――― ◎日程第2.  市政に対する一般質問 ○議長(森山 昭君) 日程第2、これより市政に対する一般質問を行います。  発言通告表の発言順により、4番、長橋一弘さんに発言を許可いたします。4番。   〔登壇〕 ○4番(長橋一弘君) 4番、長橋です。一般質問を行います。  大きく4点の表題を用意しました。1点目、前回6月定例会などで提案させていただいた内容の結果及び進捗状況について。2点目、学校給食の牛乳を試験的に冬期4カ月間休止することについて。3点目、8月9日に行われた子ども議会について。そして最後に、下田中学校の給食で笹だんごにステンレス製の0.5ミリの棒状の金属片が混入した事件についての以上4点です。前回同様、私は分割質問方式を選択しましたので、表題1の前回6月定例会などで提案させていただいた内容の結果及び進捗状況についての質問をこの場で行った後、質問席に移動し、理事者側とのちょうちょうはっしを行います。  私の制限時間は35分、理事者側は時間制限がないとのことですが、三条市議会会議規則第55条にあるとおり、発言は全て簡明にするものとするをお守りいただき、長話を控え、ああとか、ええとか言わずに、簡にして要を得た発言を願うものです。  1点目に入ります。前回6月定例会などで提案させていただいた内容の結果及び進捗状況についてでございます。  このような質問をするのは私が初めてかと思いますが、三条市の一般質問を第三者の立場で現状認識すると、経営管理のサイクルであるプラン・ドゥー・チェック・アクション、PDCA、デミングサイクルとも申しますし、経営のサイクルとも申しますが、PDCAが機能していないのが実態と捉えております。  議員は言いっ放し、理事者側も聞きっ放し、答弁しっ放し。これではチェック、コントロールは極めて希薄と言えます。まさに放し病でございます。人間は忘れる動物です。そのために議事録はあるのですから、言いっ放し、聞きっ放し、答弁しっ放しはやめ、より具体的に問題点を解決していきたいものです。そして、議会は市政において最高の意思決定機関であることを再度確認するものです。  前回の質問において提案させていただいた内容の結果及び進捗状況の御報告をお願い申し上げます。4点です。1点目、三条市行政機構図、組織図の修正について。  2点目、部長職の個室を撤去し、オープンスペース化することについて。  3点目、商店街のれんが敷き歩道のメンテナンスについて。  4点目、市役所総合案内窓口の移設について。  以上4点です。質問席に移動します。   〔長橋一弘君質問席に着く〕 ○議長(森山 昭君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) 私からは、部長職の個室のオープンスペース化について答弁させていただきます。  御質問者からは、6月定例市議会一般質問で部長室をオープンスペースにした上で、部長から直接職員の指導を行うようにすべきではないかという御指摘をいただいたところでございます。行政であれ民間企業であれ、その組織の構成員にはそれぞれの職位、職階に応じた権能が定められております。当市におきましては、職員の育成指導について、第一義的に管理職である課長がその責任において課員に対して徹底して指導する任を担っているところでございます。  また、課長の上位に位置する部長職は、市長の意を呈して政策形成に深くかかわるという任を担っており、その過程において外部組織等との交渉に当たること、関係機関等からの来客が多数あること、また所管する課の協議等も多いことなどの日常の職務を鑑み、部長が所管する課の数や庁舎の構造などを総体的に考慮しますと、これまでどおり専用の個室として部長室を設けることが組織、職務として効率的、効果的であると捉えているところでございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 私から総合案内窓口の移設についてお答えをさせていただきたいと思います。  市民の皆様への庁舎の総合案内につきましては、平成22年4月に設置いたしました市民なんでも相談室の機能の一つとして現在行っておりまして、同相談室に総合案内窓口という案内標示もさせていただいているところでございます。総合案内の位置につきましては、正面玄関のフロアが狭いことなどから、現在の市民なんでも相談室で行うことが適当だと考えているとこでございます。  また、来庁者の対応につきましては、市民なんでも相談室での御案内のほか、正面玄関の案内板をごらんになっている方には職員みずから積極的に御案内するよう心がけているところでございますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 政策推進課長。   〔登壇〕 ○政策推進課長(駒形一興君) それでは、行政機構図についてお答えいたします。  この機構図につきましては、6月定例会で市長が答弁したとおり、市長と議会との関係という意味で均衡性を欠く表現であったということにつきましては、修正させていただいたところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 歩道のメンテナンスにつきまして、私から御答弁させていただきます。  道路の保守、補修等につきましては、日々の道路パトロールや自治会及び市民の皆様からの情報提供等により、現地を確認した上で危険性の高いところから補修を行っているところでございます。議員御指摘のれんが敷きの歩道のメンテナンスでございますが、旧パルム前につきましては街路樹の成長により根が張り、それが隆起して段差の原因になっておりますので、根切りの時期を検討しながら補修してまいりたいと考えているところでございます。  また、北三条駅前につきましては消雪パイプの井戸の周りに、三ノ町病院周辺につきましては公共ます周りに段差等が生じておりますので、今後は計画的、効果的な歩道補修に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) まず、1点目の三条市の行政機構図、組織図でございます。  修正はしましたよ、ということですよね。私も気づいたのはこの前なんです。これです。(印刷物を示す)平成25年度の事務報告書及び財産表、これをぺらぺらめくっていたら、おっということです。政策推進課長、報連相悪いね。私にも電話一本あるわけじゃなし、上司の課長に報告したのか、部長に報告したのか、その点を聞かせてください。 ○議長(森山 昭君) 政策推進課長。   〔登壇〕 ○政策推進課長(駒形一興君) 機構図の修正につきましては、部長に報告してございます。(私語する者あり) ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 当たり前のことを聞くようですけど、私はこれが配付された時点で確認できたんです。報告していない。仕事のやり方が全くめちゃくちゃです。これが三条市役所の品質です。情けない。  まだ言います。これは平成25年、去年の4月1日現在。どういうわけか、去年の機構図が私が指摘したように直っている。私が指摘したのはこの6月です。結構なことだ。気をきかせていただいてそのようにされたんだろうけど、これはドレッシングです。いいですか。質問しますから。ちょっと説明があるんで。  兵庫県の変な県議会議員が切手代二千何ぼのやつの上に1つ数字を加えた、それと全く同じことなんです。4月1日付で100万円受領しました、100万円のお金が確かに入りました、ですから領収書を発行します。この同じ日付で100万円の金額を1万円に変更する。どうです、99万円猫ばばできます。それと全く同じなんです。めちゃくちゃです。どうでしょうか。こういう仕事をしている。  このことは、政策推進課長にはこの前来られたときにお話しさせていただいて、よくわかりましたということなんで、ここでそんな茶番劇を市民の皆さんに見てもらうのも気の毒だから、これ以上は言いませんけど、いいですか。私がすばらしいなと思うのは、教育総務課の笹川課長、もうこういう訂正箇所がありましたという形できちんと訂正箇所を直している。  建設部長にしても、議会事務局にしても、差しかえについて、前回指導というか、アドバイスさせていただいたとおりやってくださっている。学習能力があるんです、ほかの課は。学習能力はあるし、実行力はあるし、機関決定を得て改めるなんてことはしない。いいと思ったことは即やります。笹川課長は立派です。それに引きかえ、政策推進課長、あなたが悪いんじゃない。上が悪いんです。上が指導していない。  ここで質問します。総務部長政策推進課長からそのような形で報告があったそうですけど、何も気づかれなかったんでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) 修正したという報告を受けたということでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 情けないですわな。修正をしましたよという報告をうのみにして、現品も見ていないんです、きっと。私の目から見ると、そういう仕事ぶりだから、三条市のやることは一々チェックしなきゃならんということなんです。これ以上言いません。ほかの課は立派です。成長しています。総務部がどうもおかしい。上ばっかり見ているからですよ。以上でこの件に関しては終わります。
     次、部長職の個室のオープンスペース化ね。これも総務部長だ。法律にのっとり、効率的推進のために、理屈はつけていますけど、私が言うのは、そういう課長さん、一般職の方はかいがいしく働いていらっしゃる、そういう仕事ぶりをきちんと見ていただきたい。また、市民の方がいろんな形で来られている、そういう現場もつぶさに見てほしい。そして、OJTです。オン・ザ・ジョブ・トレーニング、きちんと教育指導してくださいということです。  それを何か法律的だの効率的だのと理屈をつけて、これは言ってもしようがないですが、密室政治につながるんですよ。いろんな人が来られますので、やっぱりああいうクローズした部屋は必要です、それもそうでしょう。でも、ほかの部屋に行ってやってください。あの部屋は自分の課とワンフロアにして、風通しをよくしてやるべきだと考えます。以上で抑えます。  商店街のれんが敷き歩道、ありがとうございます。ぜひ一つ一つやっていただきたい。本当に感謝申し上げます。転ばぬ先のつえでございます。  4点目の市役所の総合案内窓口、これどうですか。私、具体的に新潟市役所の事例をお話ししたんです。あそこはだだっ広いですし、もう1階のフロア入ると、やっぱり人間ですから、見て判断せいや、お年寄りも多いです。なかなか見てもわからない。特に三条市役所はわからない。迷路みたいになっています。  私、議会へ初めて来た時は、議会ってどう行ったらいいんですかと聞きました。確かに親切に対応はしてくださいます。ありがたい。あの看板を見て行くなんて人はもうほとんどいません。市民部長もあそこは総合案内窓口で、なんでも相談室なんだとおっしゃっていた。だから、人が上がってくるところでは込み入った話ができないんで云々ということだけど、机を一本持ってきてほかの仕事と兼務しながらでも、どなたかあそこにいらっしゃることで、市民は安心されるんじゃないですかということを言ったまででございます。  大体市民なんでも相談室があそこにあるなんていうのは死角でわかりませんよ。よろしいですか、市役所はサービス業でございます。最高のサービスを市民の皆様に提供するのが皆さんのお仕事です。それを何やかんやで理屈でねじ伏せてやらない。やれないんだったらいいけど、やらないんです。ということで、これもここでおさめますけど、ぜひこれからの検討課題にしていただきたい。以上でございます。  2点目の質問に入っていいんですかね。牛乳問題でございます。(私語する者あり)静かにしてください。  たかが牛乳、されど牛乳でございます。結論から申し上げると、三条の将来に禍根を残す大きな問題を起こすのではないかと私は大変に危惧しております。通告してある質問の細目は4点です。それらの答弁を受けてから、一つ一つ精査してまいります。1点目、これまでの経過を簡略に御説明ください。  2点目、市長及び担当所管の見識をお伺いします。  3点目、さんじょう一番星育成事業との関連について。このことは、答弁内容を受けた上で質問いたします。  4点目、今後のスケジュールと平成27年度への対応についてお聞かせください。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 質問が大ざっぱ過ぎて、答えようもございません。(「4点ありますよ」と呼ぶ者あり) ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 私から、所管の考え方について答弁させていただきます。牛乳を試験的に休止することについて、所管としての考えをお問いなのかなと考えてございますが、学校給食につきましては私ども教育委員会の所管でございますので、学校給食運営委員会等の意見を踏まえながら教育委員会で議論し、決定させていただいたところでございます。  詳細については、所管の教育総務課長から答弁いたさせます。 ○議長(森山 昭君) 教育総務課長。   〔登壇〕 ○教育総務課長(笹川浩志君) 私からは、これまでの経過と27年度、今後のスケジュールということでお答えをさせていただきます。  三条市の学校では10年間にわたり、ほぼ毎日米飯を主食とした給食を提供しております。完全米飯給食実施後、保護者の方々から御飯と牛乳は合わないのではないかという御意見をいただいておりました。平成19年度には、給食時間と牛乳の飲用時間を分離してみようということで、各学校1週間程度の試行を実施しましたが、学校からは手間がかかる、腹痛を訴える子供が出る、休み時間が短くなるなどの意見をいただいたことから、給食時間以外での飲用を断念した経過がございます。  その後も米飯給食に牛乳は合わないのではないかという問題は懸案事項となっていたところでございますが、最近の食材費の値上がりや、ことし4月からの消費税率の引き上げが予定される中で、今後の給食費のあり方も含め、この問題を検討する中で、牛乳の持つカルシウムなどの栄養素を他の食材で賄えるのであれば、冷たくて敬遠されがちな冬場の牛乳を試験的に停止することで給食費の値上げも回避可能になることから、平成26年2月17日開催の学校給食運営委員会に提案し、賛同を得て決定いただき、さらに教育委員会の承認を得て最終決定に至ったところでございます。  次に、今後のスケジュールでございますけれども、12月から3月の4カ月間の子供たちの喫食状況の確認とあわせて残量調査を実施し、検証するとともに、栄養士等学校関係者の意見なども聞いた上で方向を定めてまいりたいと考えておりますので、御理解くださるようお願い申し上げます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 大ざっぱで答えられないということですけど、逃げているんですわな。  まず、お聞きします。この給食問題、当然市長に決定権はないです。教育委員会の所管事項でございます。それくらいのことは私もよくわかる。そこで、意思決定構造、誰がどのようにして決めるんだということをぜひお聞きしておきたい。  登場するそれぞれの団体がございます。1つ目が校長会、三条市の小中学校の校長先生でございます。2つ目が運営委員会、校長とPTA、それと学識経験者。3つ目が教育委員会あと検討部会というのがあるんですね。4つ目が食育推進室、これは市に属している何とか室長がいらっしゃるところです。意思決定構造をこの場で簡略にお聞かせください。 ○議長(森山 昭君) 教育総務課長。   〔登壇〕 ○教育総務課長(笹川浩志君) 私からお答えをさせていただきます。  まず、学校給食運営委員会におきましては、学校給食運営委員会規則に基づきまして、各学校長会及びPTA連合会、推薦された委員とそれから学識経験者に、給食の関係につきまして御議論いただいておるところでございます。そこで決まったものに対して、教育委員会が内容的に承認させていただくという形でございまして、最終的に教育委員会の定例会で決定させていただいたところでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) これをネットで見られている方、後ろで傍聴されている方にもわかりやすく、後で時系列的に、平易にかみ砕いて説明してまいります。その辺でちょうちょうはっしやりましょう。  次の質問です。試行的とはいえ、12月から来年の3月まで4カ月間やめる、いろいろ書いてありますわね。和食に牛乳は合わないなんでしょうが、もろもろある。決定に及んだ一番の理由というふうに問われたら何でしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 決定に至った一番の理由は、牛乳は三条市が推進している和食、一汁三菜の基本的なマナーも含めた和食に合わない、こういう声が10年前から上がっていたため、今回いろいろな議論の上、12月から牛乳を試験的に休止したいということでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 消費税率が上がるのに伴い材料の仕入れ値も上がりますよ、もろもろございますね。そういう中において給食費を上げないということは、もう二の次、三の次で、まず和食に牛乳は合わないということが第一の理由だと。かしこまりました。  それでは、時系列的に一つ一つ確認してまいります。去年の6月です。調理場長が、値上げが必要な場合、11月ごろ運営委員会を開催し、報告しますとおっしゃった。報告するんだから、この時点でもう決めですよと、運営委員会の方に集まっていただいても、これは決定事項ですから、ぜひ御了承くださいというふうに聞こえますけど。  現行のまま給食費を上げないという判断をした場合、翌年2月に報告する、ことしの2月です。このときにも牛乳を停止するなんて一切言っていないわけです。議事録の中ですよ。  そして、去年の6月に検討部会で会合を持たれて、調理場長や栄養士等が最終結論的なものを出されたんでしょう。これは推測の域を出ませんけど、栄養士等ですから、この中では廃止する牛乳1本分のカルシウムをどうやって補填するんだと、そういう話し合いをされたんでしょう。ここでは、もう牛乳をやめることが前提になっているわけです。  年が改まりました。ことしの2月でございます。運営委員会、校長先生の代表者、PTAの代表者、それと学識経験者学識経験者ってどなただと思われます。三条市監査委員お一人です。県の人は欠席しているんです。三条市の変な企みに巻き込まれるのは困るからということではないでしょうか。いいですか。学識経験者は三条市監査委員がお一人。18名中11名です。まあ会議は成立するでしょう。  食育推進室長は、このような発言をされている。行政職に所属される食育推進室長教育委員会の課長補佐も兼務されているとのこと、上手ですわね。平成26年度は給食費の値上げを行わず、冬場、12月から3月の牛乳を試行的に中止し、その間不足する栄養素を補うため、魚や肉を少し大きくし、御飯を10%増量し、手づくり振りかけの回数をふやし、豆腐、油揚げを増量して給食提供を行います。完全米飯給食という中で、牛乳は合わないと考えます。市として給食は、子供たちが望ましい食の習慣と知識を身につけるため、さらに生涯豊かに生きていくために米飯給食を実施していきますと説明しています。この時点で、市役所に属する何とか室長という方がもうこのように結論づけましたと言っているんです。  ここまで余りに長いんで、食育推進室長という方がことしの2月にもうこのようにしてしまいますと言われたことについて教育長なのか教育部長なのか、ちょっとその辺の説明をしていただけますか。運営委員会の皆さんは、実際に11月に会合が開かれなかったということは給食費は値上げをしないんだなと、きっと思っていらっしゃったでしょう。ただ、去年の段階では、条件として牛乳をやめるなんてことは一言も情報発信されていない。その辺が非常にクエスチョンでございます。お願いします。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) ちょっと長くなりますが、経過についてお話させていただきたいと思います。  ことし2月の学校給食運営委員会では、次のような議論がございました。三条市の学校給食は食育の観点から平成20年から完全米飯給食を実施してきた。その結果、給食の残量も減り、生活習慣が改善され、子供の肥満も減少傾向となっている。また、当時からメディアにも注目され、和食のユネスコ文化遺産登録の際も多くのメディアに三条市の取り組みが取り上げられている。三条市としては、子供たちにとってよりよい学校給食の提供に継続して取り組んでいきたい。目指す方向感については、望ましい食習慣を身につけ、おいしく食べる、豊かに生きる、ということである。第一歩として、三条市の子供たちにさらに望ましい食習慣を身につけさせるために、どうしても違和感を感じる御飯と牛乳の組み合わせについて検討していきたい。まずは、試験的に冬場の12月から3月までの牛乳を中止する。その間は、栄養分が不足しないように献立を工夫し、できるだけ和食を中心としたものとする。  これにあわせて、当時、消費税増税に対応した給食費についても大きな課題でございました。いろいろな議論の末、26年度はこういった措置の上で据え置き、27年10月に予定されている増税に向かってさらに議論していきたい。したがって、26年度の給食費は据え置き、牛乳を12月から3月まで試験的に中止をするという予算を組みたい。運営委員会では、私どもの提案を受けてこういった議論がされたところでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 教育長のおっしゃったように、ことしの2月に意思決定されたということでよろしいんですね。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 食育推進室長の発言というのは、子供たちの学校給食を栄養面あるいは食育の観点から捉えて、平成20年から完全米飯給食に取り組んでいるわけでありますから、そういう思いからのものと思います。決定したのは、ことしの2月でございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 冒頭でお話ししたとおり、調理場長が、値上げが必要な場合は11月ごろ運営委員会を再度招集するから来てちょうだいよとアナウンスされています。11月というのはどういう月なんでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 2月は、学校給食運営委員会で翌年度の学校給食の方針を決定する段階にございますが、11月というのはその前段、翌年度の給食に向けて議論し、いろいろな計画あるいは予定が立てられる時期でございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) ぼかしてもだめですよ。毎年恒例なんですけど、県の教育委員会がそれぞれの市町村教育委員会に、来年度の給食の牛乳の本数どのようになさいますかと照会する、その回答の締め切りが11月末にあるんです。ちゃんと確認しています。三条ってどういうところなんですか。ですから、去年の11月末までの段階で、試行的か何かは知らないけど、三条は12月から3月の4カ月間は牛乳をストップしますということを意思決定しているんですよ。どうですか。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 2月に学校給食運営委員会で決定されました。しかしながら、先ほど答弁させていただきましたように、これは10年前から三条市の学校給食をどうしていこうかという問題に起源を発しているわけでありまして、今御指摘をいただきましたように、6月10日にも牛乳について議論されております。そういった経過を踏まえた中で今日があるというふうに捉えていただければありがたいと思います。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) そのように捉えられないんです。去年の11月の段階でもう決定したと、それでもってどうするのということで学校給食運営委員会の人に来てもらって、後づけで承諾です。あそこで却下されたらどうなるんです。12月から3月の三条市の牛乳の本数は削減されているんです。笹川教育総務課長は知らないときです。前の担当のときだ。  それをことしの2月になってこうです、ああですと、最初に結論ありき、出来レース、仕組んであるんだ。それを皆さん方、市長と室長のこの意向でやってくださいねという指示命令どおりに忠実に動いている。米飯給食に移行したその時点から、何がしかのきっかけをつかんで牛乳をやめたかったんだ。それをちょうど消費税増税、チャンスですよということじゃないですか。  もう一つ言いましょう。私の持ち時間ももうなくなって、本当に情けないんだけど、いいですか。ことしの6月、教育長がどのような発言をなさっているか。6月ですよ、つい最近の。「牛乳を12月から4カ月間試験的に停止させていただくことを昨年度2月の運営委員会で決定させていただきました。改めて皆様方から御意見をいただいた中で、平成27年度以降の取り組みを決定していただければと思います。伝統的な和食に牛乳は合わないという意見等が多くありました。必要なカルシウムは違うもので子供たちに代替の措置がとられるということを御理解いただきたくお願い申し上げる」。  恐ろしいことですよ。この6月の段階で、この場でもって次年度の27年4月から28年3月まで、どうする、ああするを決めていただきたい、ちょっと違うんじゃないですか。学校長の意見も頂戴していない、PTAの意見も頂戴していない、児童生徒の意見も聞いていない、そういう中において限られたメンバーだけでこんな重要なことを決めている。そして、その6月の時点で来年のことも決めていただきたい。  前に戻ります。校長は、このように発言されているんです。よろしいですか。場の雰囲気は十分に出ていますよね。学校給食運営委員会の校長先生でございます。御本人に聞いたら、何かそんなことがあって、何か聞かされたようなことがありましたけど、忘れました。こういうことでございます。今教育委員会から説明がございました。皆さんこれに御賛同いただけるようでしたら、拍手でお願いします。パチパチパチパチッて音がしたかどうか知りませんけど、これよろしいですか、もう承諾せざるを得ないような仕組みになっている。金曜日、TBS系列でやっていましたよね、「八甲田山死の彷徨」。お偉いさんが冬の八甲田山に登ってみないか、うんと言わないのに、それが決定されてしまった。全くそれと同じです。  ということで、その2月、6月の時点を踏まえて、こういうことがもう決定されてしまった。決まったことをここでどうのこうの言うのは私も本意ではない。もちろん私も議員でなかったから、そんなことはわかりませんでした。こういう決め方している。どうなんですか。もう一度言います。私の言うことに答えていません。去年の11月末の時点で、牛乳を4カ月間休止することは決まっていたんですね。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 牛乳についての議論はここ1年だけあったわけではない、ここは基本的に御理解いただきたいと思います。そこで、学校給食運営委員会の中では、記録をごらんになっていると思いますけど、いろいろな発言がございました。ただ……(私語する者あり)11月については、6月に議論されていることを受けて、先般も議会で御指摘をいただきましたとおり、牛乳については、きょう言ってきょうということはできないということで、県に来年度の方向性について相談させていただいたものでございます。あくまでも決定は2月、26年度の給食を決めていただく際に決定させていただいたものでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 県の教育委員会は、三条市の本数が減っているということで慌てふためいて、業者に電話を入れたんです。業者のことは県にお任せしてありますということで、三条市は一々言うことではないかもしれない。それで、慌てふためいて業者が教育委員会に言ったと。どういうことなんですか。  決定しているんですよ、11月末までの段階で減らすということは。それから県の入札で業者が決まる。だから、言うとおり、学校給食運営委員会で却下されたらどうなるんだと。大変なことですよ。いや、実はもう決まっているんです、勘弁してちょうだい、ひとつこれだけは通してください、そうおっしゃっていたんですか。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 県に対しては、11月に今ほど申し上げた内容で相談、協議させていただいたものでございます。あくまでも決定は2月に学校給食運営委員会でさせていただいたものでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 県の教育委員会にも、そういう判断でうちの教育長は言っていたけどって後で聞いてみますよ。どうなんですか。教育部長、何か発言していただきたいんだけど。教育部長は教育長の補佐役である、教育委員会の全般にかかわっている、特に室長とのかかわりがあるやに聞いていますので、ぜひ教育部長の意見も聞かせてください。お願いします。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 今ほど議員御指摘の決定時期はいつかということをお問いになっていられるわけでございますが、教育長が言われたとおり、2月17日の学校給食運営委員会並びに2月19日開催の教育委員会において決定がなされたということでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) では、視点を変えて質問します。  去年、給食費を値上げするんだったら11月に運営委員会を再度招集しますんでお願いしますと言っていたので、召集がなかったから、きっと値上げはしないんだろう。その時点では、牛乳廃止を前提にして値上げしないということもアナウンスされていない。11月末で県に報告するのは、本数なんです。それは決定とは違うんですか。それを、いや、あのときはちょっといろいろあって、2月正式決定なんだけど、やっぱり通常どおりやりますわということが通るものなんですか。  それにまた加えて言います。12月から3月の4カ月間やめるということは同じだ。11月の時点で来年のことは言えませんわね。ですから、27年度の4月から翌年の3月の1年間、12カ月、トータル16カ月、8,000人の児童生徒は給食で牛乳を飲めないことになるんです。そこまで考えている。ちょっとひどいんじゃないですか、決め方が。去年の11月の時点で県の教育委員会には、どういう内容を報告しているんですか。暫定的にこういう方向でいきますということをおっしゃったのか、担当の方、説明願います。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 11月の県への報告はどのくらいのものなんだという御趣旨かと思います。  11月の報告につきましては、定例的なものだと認識しておりますが、来年度に私どもの給食で使用する牛乳の状況について暫定的に報告させていただくものと思っております。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 言葉を選ばれたほうがいいと思うんです。暫定的にということは、変えることができるということですか。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 変えることは、可能だと思っております。
    ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 毎年11月末が県の締め切りですよということでございます。今教育部長がおっしゃったとおり、変えることは可能かと思いますなんですけど、何月までだったら変えることはできると思われるんですか。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 詳細は、県に改めて問い合わせしないとわかりませんけれども、緊急でなければその辺の事情については十分反映できるものと思っております。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 緊急でなければ反映できるものと思っておりますということなんで、これはもう水かけ論になりますから、言いませんけど、こういうことをやっていらっしゃるんですよ、皆さん。違います。これは、また別の機会に徹底的にやらんきゃならないんだけど。  市長にお聞きします。当たり前だよねという発言がございました。牛乳を給食につけないのは当たり前だよね、この発言に賛同されると。市長は決定権がなくて、それに賛同されるだけの立場ですから。その2月の決定以後、4月以降メディアに頻繁に出られている。ニュースウォッチ9等でも説明されています。自分は直接の担当ではないんだけど、それでもよろしければと。もう全国的に話題提供されました。  当たり前だよね、学校の給食に牛乳をつけるのはちょっと違うよね、それに関して市長の御意見お聞きしたい。余りにも雑駁な、大ざっぱな質問だと答えられないということですから、より具体的な質問をさせていただきます。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 細かく御指摘をいただけばいただくほど、今の御質問そのものも不明瞭にしか感じられませんが、基本的には教育委員会が今まで御答弁申し上げているとおりだと思います。それに賛同するという立場であります。和食に牛乳は合いません。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) その和食に牛乳が合うだの合わないの、その攻防戦はここではやりません。やりたいのはやまやまなんだけど、生産性がないです。  それでは、お聞きします。今教育委員会の教育長、教育部長の説明、それがもうもっともだと思われるんでしょうか。何かおかしなことがあると思われませんか。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 御質問者が今の教育委員会の答弁に対して不思議に思うほうが不思議です。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) これは仕方ないですよね、ずれていらっしゃるんだから。残念でございます。  あなたの場合は、自分に都合のよい有利な情報ばかりオープンして、悪いことは隠す、そういう傾向がおありです。意表を突く発言で注目を集め、批判する者はあらゆる理屈を使ってでもやり込める。子ども議会も全くそうでしたね。後で質問します。他がやらないことをやって目立つ、奇をてらう、奇行的発想というんです。三条の恥だ、私に言わせれば。  賛否両論なんです。当たり前だよね、何が当たり前ですか。私も全国からのいろんな情報があるんで、三条というところはどういうまちだと、それは賛否両論なんですよ。京都市も1年間かけて議論することでしょうけど、和食の総大将が和食には牛乳は合わないよね、それもそうでしょう。そういう一面もある。でも、給食は子供たちの食事全体の17%とはいえ、牛乳を飲まざるを得ない仕組みというのは極めて重要なんです。これは、このくらいにしておきます。あと6分だ。  次の質問行きます。3番目、8月9日に行われた子ども議会。  はい、質問。1点目、子ども議会の趣旨、目的は。  2点目、理事者側の参加メンバーは適切でしょうか。  3番目、市長答弁に対して、これは私が言うことですけど、何か市長がおっしゃりたいんだったらおっしゃっていただいて結構でございます。  以上3点、お答え願いします。 ○議長(森山 昭君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) まず、1点目の趣旨、目的でございます。  子ども議会の趣旨については、子供たちからまずは質問を考える段階において、ふだん感じている疑問や将来の三条市に望むことなどをいま一度考え、学校や地域、三条のことを見直す機会にしてもらうこと、さらには子ども議会当日にはこの議場において発言し、市長からも真剣な答弁を返してもらうことで貴重な経験をしてもらうこと、こういうところにあると考えています。  それから、2点目の理事者側の参加メンバーについて、市長、副市長、各部長が出席させていただきましたが、適切だったと考えております。子供たちの考えを聞く貴重な機会でもあり、またせっかく手を挙げてくれた議員となる子供たちを歓迎する意味からも、私ども部長も出席させていただいたところでございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 趣旨、目的はよくわかりました。今後もひとつそういう目的のためにぜひまた定例的に実行してください。  参加メンバーに関しては、おっしゃることもよくわかります。ただ、臨場感を高める意味合いにおいてということと私は捉えているんですけど、答弁なさっているのは市長だけですよね。2時間半を超えていましたよね。市長お一人で13名対応するんだから、大変でしょう。議会事務局長は必要ですわね、議長役になる子供のアドバイスもしんきゃならんから。あと、ほかの方はお疲れなんでしょうから、土曜日はきちんと休まれたほうがいいのかなと。  皆さん管理職ということで手当はつかないそうですが、もし手当でコストアップになるんであれば、その辺はちょっと遠慮してもらったほうがいいのかなと。ですから、理事者席にも子供たちを座らせて臨場感を味わわせる。自分もぜひ45倍という高倍率の市役所職員になって、この理事者席に座れるようになりたいというような子もいるでしょうから、それも一つの考え方かなということでお話ししておきます。  市長答弁に関してでございます。本当にお疲れさまでございました。なかなか大変ですよね、あれだけのことをおっしゃる。市長は、こういう傾向がおありでいらっしゃる。小中一体校をつくっていただいてありがとうございました、グラウンドを整備していただいてありがとうございました、そういう子には満面の笑みを浮かべて答弁なさっていた。  逆に、5名の小学生ね、中学生もいらしたか、給食の牛乳をやめないで、お願いします、陳情ですよ。それに関しては辛辣なことをおっしゃっている。私の捉え方ですよ。子供には強烈過ぎます。「あなたは考え方を改めたほうがもっといい答え出るよ」、そんなこと小学校6年生でわかりますか。ほかに質問ありませんか、私だってわかりませんから、もう一度聞かせてくださいと言いかねません。そういうことです。  リップサービスする子には親切丁寧に答えて、そうでない自分の言うことに異論を唱える子ははねつける、この議会でもそうなんでしょうけど、それはちょっとどうかなと思った次第でございます。子供の質問に正対していません。まともに答えていない、私から言わせればですよ。「いい球投げるよね。君、いい政治家になれるよ」なんて、笑ってしまいました。私は、いい球は投げられないかもしれないけど、デッドボールだけは出さないように今後努めてまいりますんで、よろしくお願いいたします。  最後の質問です。下田中学校。6月定例会からの進捗状況、原因の究明及び再発防止、業者へのペナルティー、保健所の見解、業者名の公表、以前質問したことの継続でございます。よろしくお願いします。(私語する者あり)質問じゃない。議長、そんなこと言っているよ。何だと。どこが質問じゃないんだ。(私語する者あり) ○議長(森山 昭君) 答弁願います。  教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) それでは、下田中学校の笹だんごに異物が混入した件に関して御質問を何点かいただきましたでの、私からは、業者へのペナルティー、あるいは業者名の公表等について答弁させていただきます。  業者へのペナルティー、業者名の公表について御指摘をいただいたところでございますけれども、保健所の食品衛生法における行政処分につきましては、衛生管理が不十分であったり、施設に対しての設備ふぐあいがあったもの全てを公表、改善命令等を出すということではなくて、違反事実の有無に着目し、改善状況あるいは健康被害等の影響等を勘案した中で回収命令、改善命令等を行っているというのが一般的な考え方でございます。  また、業者名の公表については、健康被害の拡大防止を目的として行っているものでございます。保健所では、今回の事件においては異物の混入原因の調査と再発防止対策を行ったが、健康被害が発生をしていないこと、原因が特定されなかったこと、指導に従って改善命令あるいは防止対策を講じていることから、行政処分及び業者名の公表は行わないという判断をされております。  市といたしましても、食品衛生法をつかさどる保健所の判断をもとにしながら、公表は行わないものと決定したところでございます。  以上でございます。 ○議長(森山 昭君) 教育総務課長。   〔登壇〕 ○教育総務課長(笹川浩志君) 私からは、6月定例会からの進捗状況並びに原因の究明及び再発防止策についてお答えさせていただきます。  下田中学校での給食における異物混入につきましては、事件発生以後、三条保健所と連携いたしまして、原因特定のため、笹だんごの納品業者及び原材料納品業者の現地調査や異物の成分調査などを行ってまいりましたが、最終的には原因を特定するに至りませんでした。  また、故意による異物混入などの事件性について、納品から給食までの経過を検証し、三条警察署に相談いたしましたところ、異物混入を行える可能性が非常に低いこと、混入していた異物が1つであり、針など鋭利なものでなかったことから、故意による異物混入の可能性は極めて低く、事件化するのは難しいとの回答をいただいておるところでございます。  今回の事件に関しまして保健所の見解を確認したところ、調査の結果、最終的には異物の特定及び混入経路の特定には至らなかったが、事故発覚から金属探知機の導入や衛生管理の徹底などの指導を進め、指摘事項については改善報告により最終的に確認し、継続して監視、指導を実施していくとの見解を示されております。  市といたしましても、今後新しい食材を給食で使用する場合には、製品見本の試食、納品業者への衛生関係書類の提出の義務づけ及び製造工場の確認などを徹底し、業者決定を行うとともに、直営の調理場職員や既存の納品業者につきましても継続的に注意喚起し、異物混入の再発防止に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 残念ながら、保健所の主導でやっているんであって、教育委員会としてのリーダーシップは何も発揮でき得ていないと、それを隠れみのにこのまま迷宮入りだというふうなこととしか私はとれません。  それで、前回の市長答弁にこういう答弁があるんです。力強い御返答をいただいております。市長答弁、「教育委員会事務局には、原因の特定と再発防止のための措置を徹底していただくよう要請したところであります」。要請をした割には、残念ながらはっきり言って何にもやっていないよというのが事実なのかなと、そこまで勘ぐりませんけど。ええ格好しいで言うことは言って、プラン・ドゥー・チェック・アクションのチェックがされていないんですよ。言葉だけでごまかしている。情けない。  今後どうされるんですか。それだけ1点お聞きしておきます。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 6月に御指摘いただきましてから、再発防止策については、調理に直接携わる調理員はもちろん全業者が一緒に会した中で食品衛生の講義あるいは指導等を8月に行っているところでございます。あわせてこれからも再発防止策、安心、安全な給食提供のための取り組みは、十分行ってまいりたいと考えてございます。 ○議長(森山 昭君) 4番。 ○4番(長橋一弘君) 初動態勢が大事なんだということは、前回お話ししたとおりでございます。ステンレスの材質が違うだの、形状が違うだの、太さが違うだの、隠すことだってあるんですよ。証拠隠滅だ。  それと、農林水産省に確認しました。この業者、助成金を受けていますよね。刑事事件にまで発展すれば助成金の返還もあり得ると。そこまではいかないでしょうけど、いずれにしたって原因は自分でないにしろ、自分で納めたのは事実なんです。それをなぜ言わないか。聞くところによると、そこは政治家の大変有力な支援者でいらっしゃる。そういう力関係も働いているのかなと思う次第でございます。  最後になりました。先日我が会派の坂市議が、45%云々と言っていましたけど、総務省でいろんな判断がございます。これは、ちょっとどうなんですかねと、45%でマジョリティーにいっていなくっても、基本的に一応報告はしていただきたいですよというガイドラインもあるということでございます。  以上で質問を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(森山 昭君) 次に、3番、伊藤得三さんに発言を許可いたします。3番。   〔登壇〕 ○3番(伊藤得三君) 前回ヒメサユリについて質問できなかったので、ここで質問申し上げます。  まず、1番、ヒメサユリについて。  こんなことを言いますと、栄地区からお叱りを受けると思いますが、下田地区にはいろいろな宝物がたくさんあります。この宝物の中で、三条市の花であるヒメサユリはトップでナンバーワンだと思います。  あの楚々として気品あるヒメサユリを高城の小道で一目見てから、すっかりほれ込んで歌までつくった私でございますが、たった1鉢机の上に置いていい気分に、何となく幸せになりました。そして、私は思いますが、このヒメサユリを朝晩眺めて水をやったり、自分の手で育てたりする市民が大勢になったら、ヒメサユリが本物の、本当の三条市の花になるのではないかなと思っております。この花が絶滅危惧種指定の身分ではかわいそうだと思います。  それから、ついこの間公民館で映画を見せていただきましたが、四国の高齢者が葉っぱを集めて生き生きしている、そして稼いでいる。あんなふうに高齢者が生き生きできることを我が下田郷でやれないものかなと。質のよい笹の葉が笹岡とか笹巻地区には山ほどあります。とってきてだんごに笹を巻くと笹巻きだんごになります。地名どおりでございます。だから、いいできになると思います。日本一のできばえになると思います。少し笑ってください。  そして、下田のどこの林に入っても、山のアスパラ、シオデがあります。これは幻の山菜でございます。ほかにもゼンマイ、それからマガリタケが大変豊富でございます。このたくさんの宝物を旧荒沢小学校跡地を利用して活用できたらな、こんなことは夢物語でしょうか。下田の宝物はほっておかないで、生かしてこそ宝物、何かとっておきのいいお考えはないですか。  2番、五十嵐川と水害対策について。  三条のシンボル、母なる川、五十嵐川。大昔から澄んでいて、とってもきれいでした。ところが、どうですか。今はひどい。濁っている。原因は何ですか。大谷ダム上流の緑盤岩ですか。風化したら細かくなって、水に溶けて悪さをする。濁ったまま構わないでおく、気になる、すっきりしない。子や孫の心まで濁ってきます。母なる我らの五十嵐川よ、あなたはいつまでもすっきりときれい、とうとうと流れてくる。濁り取りの対策はしていますか。  最終処分場が現在の予定地に建設されれば、汚れが地下水とともに五十嵐川に流れ出る、汚染される。流れて篭場に来ると、農業用水として取り込む。最終的には、私どもの食べ物に悪影響を及ぼします。ですから、処分場のことは下田地区に限られた問題ではない。三条市民全体の課題だと思います。どこに建設すべきか、みんなで知恵を出し合い、協議したらどうですか。  次に、水害対策のことです。被害甚大だった7・13でひどい目に遭った私ら嵐南地区の者は、一新橋から上手の鉄橋の巨大な10本の足を見上げるとぞっとします。わざわざ一番川幅の狭いところを選んで鉄橋をかけたから、その10本の足が大雨のときに流れをせきとめる役をします。ダムができる。小屋であろうと大木であろうと絡まる。上と下では大きな水の段差ができ上がります。やがて土手が悲鳴を上げます。すわ一大事と諏訪切れを起こします。  ところが、北側は安達建設の機械力で土手は命拾いしまして、助かりました。7・29のときには、大浦地区を助けるために勇敢な荻堀の建設会社が機械を持ってきて、砂利を土手に敷いて食いとめました。このように、2度の水害の教訓は、土手の決壊を防ぐには機械力が一番だということです。人力の土のう積みでは間に合わない。土手が切れたら、その下流はもうおしまいです。この機械力の組織化は進んでいますか。  それから、分流案についてですが、大昔、大崎あたりで五十嵐川は分かれていました。参考の地図も私のところにあります。川を新たに掘るには、国からの支援を仰ぐ大分流計画が必要です。孫や子供のために、将来のためにも研究してほしい。この分流案に取り組むお考えはありますか。  3番、内水対策のことですが、7月9日の水害について反省はなかったか、あったら聞かせてください。  嵐南地区の河川が氾濫したから、不満を言う市民が大勢あります。あれだけお金をかけて完備したポンプが何の役にも立たない、縁の下に水が来た、車庫もやられた、またいつやられるか不安だ、眠れない、川があふれないようにしてくれ、もう死ぬ、30年も待っていられない。30年で新通川の拡幅が終わるということになっていますが、水を防ぐのにすぐ役立つ方法はないでしょうか。市役所は何をやっている、遠大な計画なんか聞きたくない、住民のこんな声に応える今すぐ役立つ対策は何か考えておりますか。近辺住民への事情説明に来ていただけますか。  4番目、昭栄地区の再開発事業の今後はどうなるのかお尋ねします。  書類の保管管理、市議会への説明責任、公共的団体の自覚と責任、公共団体としての市の責任、首長の責任などをお聞かせください。  5番目、清掃センターにおける事故のその後に関してですけれども、下請業務に問題は発生していませんか。その後の警察の捜査状況はどのようになっていますか、その様子もお尋ねします。  また、事故を起こした三条市としての業務、下請の発注責任についてもお尋ねします。  手厚い慰霊はしてありますか。裁判沙汰を恐れて4年間水害慰霊祭をせず、慰霊塔さえ設置しない行政では困ります。本人の落ち度で片づけるつもりですか。  6番、下田地域交流拠点施設整備事業について。  遺族がいるから、プライバシーに関することは議会では取り上げるものではないと言われておりますが、これは第三セクターの重大な問題であります。執行について誤り、失策があればこの議会で取り上げて、みんなで反省していく。市長だけではなく、議会の責任も問われる問題だと思います。  下田の道の駅の完成途上で、これも第三セクターの問題ですので、あえて取り上げましたが、人身事故があったとか聞いております。それから、意地悪があったとか聞いております。そういう真実をできたらお聞かせください。  以上で質問を終わります。   〔伊藤得三君質問席に着く〕 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) まず、昭栄開発事業の今後について何点か御指摘をいただいておりますが、基本的にはいずれも昭栄開発株式会社にかかわる件でございますので、これまで御答弁を申し上げておりますとおり、この場でお答えすることではないものと考えております。  市としてという御指摘もございました。昭栄開発株式会社の今後の処理の方向を注視してまいりたいと思っております。これもこれまで御答弁申し上げているとおりでございます。  それから、下田地域交流拠点施設整備事業の人の関係で御指摘をいただきました。お尋ねの件につきましては、さまざまな思いを持たれている関係される方がいらっしゃる中で、こうした公の場で取り上げること自体が適当ではないと思っているところでございますので、御理解いただきたいと存じます。 ○議長(森山 昭君) 市民部長。
      〔登壇〕 ○市民部長(大平 勲君) 私からは、きれいな五十嵐川と水害対策、その中の最終処分場が現予定箇所に建設されれば、汚れた地下水が五十嵐川に流れるのではないかという点と、市民全体で話し合うことができないかという点についてまずお答えをさせていただきます。今回計画しております最終処分場の建設方式につきましてはクローズド型を予定しております。廃棄物を屋根つきの構造物で囲むことによって雨や雪を完全に遮断する構造となっておりますし、安定化のために場内散水いたしますけども、この水を再度水処理をいたしましてさらに散水に使う循環型システムですので、水が場外に流れることは一切ないものと考えております。  また、この件についての協議等でございますけども、まずは関係する地元自治会に十分説明させていただいた中で御理解いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  それと、5点目の清掃センターにおける事故についてでございます。事故後の状況とその後の捜査状況、それと発注責任はというお問いだったと思います。事故発生後でございますけども、設備的対策と管理的対策を実施した中で、施設全体のリスクアセスメントとして安全点検または緊急時の連絡体制等々の適正化を図りながら、施設運営につきましては順調に行っているところでございます。  また、その後の調査状況でございますけども、これについては6月議会で答弁させていただいてからの進展はございません。  最後に、三条市の責任でございますけども、法的な責任につきましては、今捜査をしておりますので、その上で必要な処分、責任が問われることと思っておりますが、市といたしましてはこのような事故が発生しないように、受託運営会社とともに日々努力を重ねながら施設を安全に運営し、市民の皆様が安心して生活を送れるような廃棄物行政にしていくということが最終責任であると思っております。 ○議長(森山 昭君) 営業戦略室長。   〔登壇〕 ○営業戦略室長(恋塚忠男君) 私からヒメサユリに関してお答えをさせていただきます。  まず、1つ目の四国の上勝町の葉っぱビジネスのような取り組みを下田地区でできないかについてでございます。葉っぱビジネスは、つまもの、つまり日本料理を美しく彩る季節の葉や花、山菜などを栽培、出荷、販売する農業ビジネスのことでございまして、全国の料亭や旅館などを対象に出荷されています。今後、葉っぱビジネスにある農家さんのやる気を出させるつぼを含め、ヒメサユリ等を活用した取り組みができないのか、地元関係者の声をしっかり聞きながら検討してまいりたいと思います。  2つ目のヒメサユリなどのビジネスのために旧荒沢小学校跡地を活用できないかについてでございます。平成26年3月31日をもって閉校した荒沢小学校につきましては、ヒメサユリ関係だけではなく、どのような活用が最適、効果的なのかを現在検討しているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) それでは、私から、五十嵐川の件に関しまして何点かお問いでございますので、お答えをさせていただきます。  まず、五十嵐川の濁りについての対策はないものかというようなお問いでございますが、7・29水害により大谷ダム上流域の国有林野におきまして斜面の崩壊や沢筋の侵食が発生し、土砂の流出が続いているところでございます。これが濁水が常時流れる原因と考えられることから、国有林野を管理する林野庁中越森林管理署長に対しまして、大谷ダム濁水長期化解消に向けた上流域の荒廃対策の実施につきまして、河川管理者の新潟県三条地域振興局、利水者の三条地域水道用水供給企業団、また関係者の五十嵐川漁業協同組合の3者が要望者となり、昨年5月27日及び本年5月26日に要望書を提出させていただき、対策を講じていただくようお願いしておりまして、現在一部で事業化がなされているところでございます。  また、水害時の機械力の組織化という件でございますが、水害時における水防活動で建設業者の支援体制は確立されており、災害の状況によりまして三条市建設業協会へ要請し、資機材の設置や応急対応作業などを実施していただいているところでございます。今後も建設業協会との連携強化を図り、水防体制の強化に努めてまいりたいと考えているところでございます。  また、分流計画につきましては、16年豪雨災害によりまして河川整備計画が見直され、当時新潟県内部の検討案の一つとしてあったようでございますけれども、この案は採択されず、現河川の拡幅、かさ上げをする河川整備計画となっております。その後23年豪雨災害があり、河川整備計画がまた見直されましたが、現河川の河川改修、遊水地の新設、笠堀ダムのかさ上げをする河川整備計画となっておるものでございます。  それから、内水対策についてのお問いでございます。7月9日の大雨では、市内各所で道路冠水、家屋の浸水がございましたが、特に新通川、島田川流域では溢水などもあり、家屋などへの被害が多かったということを強く認識しているところでございます。内水対策につきましては、16年豪雨災害を契機に間野川排水区で排水路改良などを実施してきておりますが、さらに23年豪雨災害を経て、嵐南地区が抱える内水問題の解決には新通川、島田川の改修が重要な前提であると考えております。  このことで新通川、島田川沿川地区につきましては、平成22年に県と市が連携し、検討会を立ち上げ、その検討報告に基づいて平成24年度より県が事業主体となって改修を進めているところでございます。また、市といたしましては、県の改修に合わせて接続する排水路の整備を行う予定となっております。  現在新通川改修におきましては、栄橋まで完成しているところでございますが、今回の大雨による被害状況を受けまして、市といたしましても県とともに早期に効果を上げるべく、事業の推進のため国に要望しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 質問の1から3までは、確かにお聞きいたしました。  4番の昭栄開発株式会社の問題について御質問します。さきの議会では、市長から公共的、的のつく公共的団体について御答弁がありまして、後で私は地方自治法157条を調べました。しかし、団体についての説明ではなくて、そこには地方公共団体の長の仕事、義務について述べてありました。地方公共団体の長は、公共的団体等の活動の総合調整を図るため、これを指揮監督することができるとありました。また、必要があるときは事務の報告をさせ、書類及び帳簿を提出させ、実地について事務を視察することができるとされています。  昭栄開発株式会社は、市長答弁によりますと公共的団体であり、かつ第三セクターであります。したがって、市長は公共的団体であります昭栄開発株式会社に対して事務報告とか書類、帳簿の提出をさせることができるので、その実施結果をぜひ議会で報告していただけませんか。これは社長の義務じゃなくて、市長の責任としてお願いしたいのでありますが、そのお考えはありませんか。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 公共的団体に対する地方公共団体の長の指揮監督権の発動についての御指摘であったかと思います。  三条市といたしましては、平成19年9月並びに平成22年1月に全員協議会を開催し、御報告させていただきましたとおり、三条昭栄開発株式会社に対してパルム1の処理の方向性を示した中で、今後の事務の進め方について言及し、その処理方針に沿う形で現在に至っているものでございまして、総合調整を図る事態には至っておらず、その必要性はないと考えております。 ○議長(森山 昭君) 2番。 ○3番(伊藤得三君) 次は、総務省の第三セクター等の抜本的改革等に関する指針でございますが、この指針が地方公共団体に通知されました。平成21年6月23日付でございます。その6、7ページに、議会への説明と住民への情報公開というものがありまして、それを読み上げますと、(1)、地方公共団体の出資比率が一定割合以上等である第三セクターの経営状況については、議会への報告義務が定められているところである(地方自治法第243条の3)が――これは50%以上出資している場合のことだと思います。ところであるが、これらの場合以外でも、地方公共団体財政健全化法に基づく将来負担に算入される対象となる法人その他地方公共団体が筆頭株主であるなど、要するにそれらの経営状況などを総合的に勘案して、必要があると認められる法人については毎年定期的に議会にその経営状況等を説明するべきであると書いてあります。  それから、(2)、なお一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び会社法により、といろいろ書いてありますが、最後を読みますと、各事業年度に係る計算書類及び事業報告並びにこれらの附属明細書を主たる事務所に備え置かなければならない、こんなふうに書いてあります。  また、(3)、地方公共団体による第三セクター等に関する情報公開様式例を別記4のとおり示すので参考にされたいと書いてあります。  こういうことをしていただきたい。また、しないならその理由をぜひお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(森山 昭君) 先ほど議長において3番議員の再質問の際に2番議員と指名しましたが、3番議員の間違いでございました。訂正いたします。  市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 先ほど御答弁申し上げたとおりでございます。今ほどの御指摘につきましても、基本的には先ほどの指揮監督権に対する答えの中の方向性と同じ理由で、今回あえてその必要はないとお答えをさせていただいているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 総務省の指針では、説明するべきであるとしている。べきなら、するべきだと思うんです。しなくてもいいとは書いてありません。指針ではするべきであるとしてあるんだから、するべきです。明白にできないことでもあるんですか。しないなら、市長は総務省の指針に違反すると思うんです。  私らは、市民の代表でありますので、議会で市民ともども市長にこういうことに取り組んでいただきたいとお願いするものでありますが、どうしても議会でお答えできませんか。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) これは、一般論でありますけれども、指揮監督権あるいはその報告義務等については、基本的には抑制的に進めていくべきだと考えております。  今の三条昭栄開発株式会社がこれまで行ってきたこと、そしてこれから先行おうとしている方向性につきましては、さきに答弁申し上げましたとおり、三条市としてはパルム1全体の処理についてぜひとも三条昭栄開発株式会社に担っていただきたいという、これにつきましては全員協議会でも御説明させていただいた内容に沿って事態が進んでいるものと理解しているところでございます。この状況下にあって、慎重に行使するべき指揮監督権をあえて発動するべきではなかろうと思っているところでございます。  さきほど来、先日もお答えをさせていただきましたが、指針は法を上回るものではございません。基本的にそうした状況にないという場合でも、三条昭栄開発株式会社の財政状況等全般をしっかりと議会に対して恒常的に報告するんだと、そういう必要性があるのであれば、これは議員発案でも大いに結構だと思います。条例の改正という手続を経れば、それは可能になるところでございますので、議会で大いに御議論いただければと思っております。 ○議長(森山 昭君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) どうもややこしくて私もよくわからんのですが、よく読むと、市長が第三セクターの社長になるのは余りよくないというような文面もあるんで、非常に困るんです。3に経営責任の明確化と運営体制というのがあって、第三セクター等の経営は独立した事業主体としてみずからの責任で事業が遂行されるものであり、経営者の職務権限や責任を明確にしておくべきであると書いてあります。  そして、読み上げると長くなりますので、簡単に言いますと、経営者は民事上の責任追及(善管注意義務違反、忠実義務違反、不法行為責任等に係る損害賠償請求訴訟)や刑事上の責任追及、これは刑事告訴ですが、これに問われることもあることについて十分認識しておくべきであると、こういうふうになっているんです。  私は、前に総務省へ電話かけたんです。国民の一人として、実はこういう事件があると、それでパルムはいろいろ努力したけれども、第三セクターはとってもやっていけない、それで解体すると、そういうような話を綿々としたら、そのときの総務省の役人は何を思ったんだか、私にこう言いました。そんなの議会で説明しない市長がいたら、市長の役をしていないんだから、それは住民が選挙のときにそういう人に投票しないで葬り去ればいい。そんな市長がいるんですかって。  それで、三条市なんて言うと大変なことになるから、言わなかったんですけども、第三セクターの問題で聞いたら総務省の役人がかんかんになって、そういうふうに答えたんです。それでついでにおまえに聞いておくけども、どういう民事裁判、追及があるのかって言うので、それは署名がいっぱい集まって、あのとき誰か有名な人がいたんだけど名前は忘れましたが、持っていったけども、市長は全然相手にしてくれないし、壊さないでくれという署名もあったんだけど、全然取り上げないと言ったら、それは差し当たって住民無視の罪ではないかって、何のことかようわからん。  それから、金の問題でいろいろな疑惑があると言ったら、これは何とかと言いました。余り言うとまたおこがましいもんですから。それから、契約書がなかったから、契約書なし罪でないかとか、それから金銭ごまかし罪に当たるんでないかと、そういうので訴えられるんでないか、詳しくおまえさん方に規律違反だとか善管注意義務違反だとか言ったってわからないから、民事で問題になる。  それから、刑事のほうでは、これははっきりと第四銀行への便宜供与だから、官製談合でないか、いや、便宜供与による背任罪が問われるんじゃないか。それから、ジャスコで談合をして解体したようだ、そうするとそれは官製談合で罪が重いと、建設業者が談合するのと違って、官製談合はもっと罪になる。  それから、もう一つは、何か更地にしたとか聞くけど、よう聞くとおまえさんの言うのは産業廃棄物の不法投棄になるよと、そんなようなことをおっしゃったんですが、これは社長として認識されておりますか。(私語する者あり) ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) おっしゃっている意味がさっぱりわかりません。(私語する者あり) ○議長(森山 昭君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) お答えいただけないので、どんどんいきますけど、それから2に情報開示の徹底による責任の明確化等というのがあります。地方公共団体の長は、議会、住民に対し抜本的処理策の検討に当たり、いろいろ明らかにすることが必要であると。1つは事業採択から現状に至った経緯と責任、それから整理、売却、清算が最善の選択であるその理由なども。  これは、お答えいただけないというんだから、どうしようもないですが、一応私は市民を代表している議員でありますので質問申し上げます。幾らお答えにならなくてもこれは質問するしかないので、原稿を用意してありますからまさかこれをカットするわけにいきません。議会軽視ですか。議会は要らないということですか。邪魔ですか。住民無視をされるんですか。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 私は、御質問者の質問をしっかり聞き取ろうと思っているんですが、何かを読み上げているようなんですけれども、何を読み上げていらっしゃるんですか。質問を聞いていてもその背景事情と質問の対象物が本当にわからないんです。しっかりとそこを御説明いただけますか。 ○議長(森山 昭君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) そして、もう一つ、私はちょっと直接的に質問できないんですけれども、議会の関与という部分、議会では十分な議論がなされ、その処理が適切なものであることの確認がなされる必要がある。  要するに私が言いたいのは、一番最初に50%出資していれば、定期的に議会に報告する義務がある。それから、その次に出された指針は、平成21年ですけれども、出資が50%未満でも、25%であってもやはり報告するべきである。それから、平成26年8月5日に2回目の指針が出て、21年の指針は全部カットだと、5年間努力したものを廃止にすると。  26年8月5日に改めて指針を出したんですが、その指針はどうして出たのか私はよくわからんけれども、国も、それから市町村も、第三セクターで穴あけたんじゃないですか。それを地方公共団体とか国でもって補填する金を出してやるということになると、地方公共団体そのものの経営が成り立たなくなるから指針が出てきているようです。だから今資料はありますけども、それにはもっと具体的に書いてある。  そこで、私が言いたいのは、そういう指針を事務局長、読んでいますか。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 私自身は正直申し上げてその8月5日の指針を全部熟読はしておりません。ただ、全体的な指針が置かれているような背景事情というのは、今ほど御指摘いただいているとおり、地方公共団体が第三セクターをいたずらに守り続けていくために毎年毎年一般会計から税金を第三セクターに流しているというような実態がかつてかなり指摘されていたわけです。そうしたことから、それを防止するためということも1つあるのだと思いますし、今ほど御質問者御指摘いただいているのもその点だと思っております。  ちなみに申し上げれば、御案内のとおり三条昭栄開発株式会社におきましては、その運営費に対して、私どもから毎年その赤字の補填をする処理は基本的にしていないと認識をしているところでございますし、またそもそもの話として、先ほど申し上げましたとおり、指揮監督権が必要となるような状況に至っていないという認識を持っているということでございます。  それでも、なお議員がこの三条昭栄開発株式会社の財政状況等をしっかりと議会に対して報告しなければいかんのだということを主張されるのであれば、もちろんこれは地方自治法上否定されているようなことではないわけです。現実的には、地方自治法施行令第152条第3項におきましてその報告をしなければいけないと言われている法人というものは、何も全て50%以上と区切っているわけでもなく、25%以上50%未満を出資している一般社団法人及び一般財団法人並びに株式会社のうち、条例で定めるものと規定されているところでございます。  私どもは、この三条昭栄開発株式会社は、議会に対してその財政状況等を報告するようなことはないと思っておりますし、それに沿って私も答弁を申し上げてきているつもりでございますけれども、それでもなお議会に対して報告すべきだということであれば、これは地方自治法上も議員のその行為を束縛しているわけではありませんから、議会で御議論いただいて、条例改正していただければと思っております。 ○議長(森山 昭君) 質問は、午後からお願いすることとし、午後1時まで休憩といたします。 午前11時55分 休憩 午後 1時00分 再開 ○副議長(杉井 旬君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番。 ○3番(伊藤得三君) 持ち時間も少なくなりましたので、最後の部分でお聞かせ願いたいと思います。  またお答えはできないかとは思いますが、昭栄開発株式会社の問題で、解散して今清算に入っていると聞いていますが、その清算は誰がやるのか、それから書類なんかがあると思うんですが、それは何年間保存するのか、どこで保存するのか、その保存の責任者は誰か、以上お尋ねします。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 三条昭栄開発株式会社の関係につきましては、この場でお答えをすることではないものと考えております。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) じゃ、市長がお答えにならないなら、どなたでもいいんですけれども、保存は誰がやるのか、そして職員にそういう仕事をされる方がいるのか、再度お答えいただきたいと思います。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) これは、今回に限らずでありますけれども、議会における御質問に対する答弁については、あらかじめ通告された範疇であり、私どもは内容を知り得るわけですから、事前に組織としての意思確認をさせていただき、その上でこの場で答弁申し上げているわけでございます。  基本的には、ちゃんとした議事録に残るわけですので、突発的に何の考えもなくこの場で答弁しているわけではございません。今ほどの御指摘については、先ほど答弁したところから何ら変わることはありませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 昭栄開発株式会社の設立に当たって議会で十分説明がなされたと思うんですが、設立に伴う条例や取り決めに市職員の派遣というのは入っておりますか。  それから、解散した場合にはどういう分配、財産処理をするとか、そういうようなことが取り決めにあったらお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 条例そのものが存在しません。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 900万円もの支出をしていながら、取り決めの書類も何もないのですか。もしあったら、そのものを出して御説明願いたいと思います。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 三条昭栄開発株式会社側において作成されている書類につきましては、この場でお答えすることはできないということは再三再四申し上げております。
    ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 商工課の職員にお伺いします。商工課の職員は、パルムや昭栄開発株式会社の仕事を今もされていますか、以前されていましたか。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 三条市行政組織規則では、三条昭栄開発株式会社との連絡調整は商工課の事務分掌であることから、商工課においてその任に当たっているところであります。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 市の職員を使って昭栄開発株式会社の仕事をされていると認識しておりますし、清算や書類の保存についても市役所や職員を使うんじゃないか、そうであればこれは民民ではないと考えますが。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 三条昭栄開発株式会社において事務処理あるいは意思決定がされているものにつきましては、これは会社のものですし、会社において判断されているものでございます。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) どうしてもだめなんですね。  それじゃ、話をかえますけれども、第三セクターの場合、市議会議員の関与というのが非常にうるさくなっております。だから、政府も困っているし、地方公共団体もいろいろな問題を起こして困っているわけだから、第三セクターについては今後十分検討していかなきゃだめだ。  だから、総務省は2度も指針を出して、頑張ってくれと言っているんですけれども、この総務省の指針についてさっき事務局は答弁できなかった。副市長にもやっぱり責任があると思うんです。行政は総務省の出した指針を守るために全力を挙げんきゃだめだと、そういうものに対して議会の責任がきちんと書いてある。  だから、議会に提案されなければ議員の諸君は、諸君なんて言って悪いけども、6月議会ではどいつもこいつもと言って怒られましたけれども、議員各位は何もしていないわけです。それで、事務局ですか、どこだかわかりませんけれども、議員にも、理事者側にも一人一人に、8月5日に大事な指針が出ているからこういうのを守るようにと周知徹底するようにしてありますか。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 日本国政府各省庁が発する指針、通達の類いは物すごい数あるんです。それは、御質問者の主観において何が大切か、何が大切でないかということはあると思います。でも、その全ては発出元が周知する責務を負っているわけであります。  この第三セクター等の経営健全化等に関する指針は総務省において公表されているところでありますので、議員の皆様方も関心があればこれをいつでもひもとくことができるわけであります。我々がそれをあえてわざわざ議員の皆様方に周知すると、そんなこと言い始めれば、厚生労働省とか、国土交通省とか、ほかの省庁はどうするんですか。整理が大事なんです。  この発出元は総務省です。そして、先ほど来お答え申し上げているとおり、第三セクター等の経営健全化等に関する指針は、基本的にはこの第三セクターが未来永劫というか、少なくとも今後残り続け、しかもそれが私ども地方公共団体に対して財政的な観点から負担を生じさせかねないという状況を鑑みた中で定められている。これは、本指針の基本的な考え方から読み解いていっても、そういうふうに解するほかないと思っております。  三条昭栄開発株式会社におきましては、さきにも御答弁申し上げているとおり、私どもの基本的な考え方のもと粛々とその事業を進めてまいりましたし、そしてもう解散決議までされている会社でございます。私どもはそうしたところに対して、わざわざこの指針を照らし合わせる必要はないと考えているところでございますが、それでもなお御質問者がこの三条昭栄開発株式会社の財産状況を議会に対して報告するべきなんだということであれば、先ほど来お答え申し上げましているとおり、条例上規定をすれば財政状況については議会に対して報告することは可能です。加えて申し上げれば、先ほど来おっしゃっています公共的団体に対する指揮監督権を発動するために必要となる総合調整の要件そのものについても、まずは議会において御議決をいただかなければ、私どもとしてはその権限を行使することができないという構造になっております。どうしてもということであれば、ぜひとも議会で御審議、御議論いただいて、条例改正あるいは総合調整の要件の決議に歩を進めていただければと思っております。  少なくとも私どもとしては、それをみずから行うつもりはございません。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 最後に一言言いたいんですけれども、こういう大事な指針が出たら、地方公共団体の長はやっぱりそれに従って、それを遵守して励む義務があると考えます。ですから、市長の言われるのもごもっともですけれども、市長は総務省の指針に反抗するんですか。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) まず、国と地方公共団体は対等な関係なんです。ただ、私たちも法のもとの平等ですから、法律、法令には従わなければいけないと思っています。地方自治法上、我々は、何ら後ろから批判を受けるようなことはしておりません。誓ってここでお答え申し上げたいと思いますし、その上で運用上こうあるべきだと助言を発する総務省の指針は、先ほど来御説明申し上げているとおり、策定に当たっての第一条件としての基本的な考え方をひもといてみても、これから解散していくことを既に決議している会社に対して該当させるような、そんな強力な権限を持ち合わせていると私どもは解しておりません。  指針を受けての運用は、対等な立場である地方公共団体として、長の責任において行うべきものだと思っておりますし、地方自治法はそれを予定しているわけであります。さらに申し上げれば、先ほど来御説明申し上げているとおり、どうしてもということであれば、私の権限でなくとも、議員お一人ではできませんけれども、議会の御意思さえあればそれも可能になるわけでありますので、もし責任を持って断行するべきだという政治的な意思をお持ちであれば、議会でしっかりと発露をされ、議論を加速させればよろしいのではなかろうかと思う次第であります。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 市長の責任をもってしても今のような御答弁ですので、あえて聞きますけれども、議会に提案する大事な責任者というか、大もとというのは、議会事務局であり、あるいは副市長、総務部長あたりでないかと思うんですが、議会でこういう指針を踏まえての大事な問題を取り上げないというのは議会軽視であり、議会の責任が問われるんじゃないでしょうか。それから、こういう問題はやっぱり議員全部の問題で、私1人の問題じゃないと思うんです。だから、これはやっぱり問題だ。  それで、もう一つは、民民だとおっしゃる。一方では民民だとおっしゃって、一方ではこれは公共的団体だと、民民でないようなことをおっしゃる。両刀遣い、その二枚舌で我々みんなごまかされてきた、議会がごまかされてきたと私は思っているわけです。  それで、議会の責任ということを住民に申し開きするためには、議会にそういう提案をする人はいないんですか。議会でこういう問題を取り上げるために、誰かがいないんですか。そうしたら、こんな問題も議会でちゃんと討論する。それから残念ながら、私は市長は市長でないんじゃないかと思います。市長は、もう少し市長らしく、白日のもと堂々と私らの疑問、特に議員の質問にお答えできる立場にあると思いますので、どうですか。だめですか。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 御質問者が私のことを市長じゃないと思うのは全く勝手でありますけれども、私が今この地位に立っているのは、地方自治法並びに公職選挙法等々の我が国で定められている地方自治制度にのっとって選挙をして、勝ったからです。それって民主主義じゃないんですか。  またこの秋には選挙があるんです。もう1回勝ったからといって何十年もやるという資格は与えられておりません。4年に1回必ず審判を受けるというのがこの国が定めた市長に対する権限、任期であります。私は、先回の選挙で多くの市民の皆様方の負託を受けて、この場に立たせていただいております。それは厳然とした事実です。その負託を受けて、私は4年間一生懸命やってまいりました。  もし私が嫌だということであれば、この秋には市長選挙があるわけですから、その場でしっかりと市民の御判断をいただくべく、そうした環境を整えることが民主主義の健全な姿だと思っていますし、私はそこを封じ込めるつもりは全くございません。記者会見のときにも申し上げましたけれども、基本的に選挙はあるべきだと思っております。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 議会軽視、それから住民に説明しない、こういう市長であってはいけないと思って、あえて苦言を呈してきたわけですけれども、最後になりましたので、どうしてもやっぱり言っておきたいです。  質問して終わるんだろうと思うんですけど、そうじゃなくてやっぱりきちっと考えを述べさせてもらいますが、総務省へ電話をかけたら、そういう聞き分けのない、指針を無視して従わないような市長は要らないから、どんどん住民運動をやって、選挙で住民が葬ればいいんだと、その総務省の役人は何を勘違いしたか、私に説教するんです。  次の日また電話をかけたんです。実は私は三条市の議員で、あした一般質問するんだけどと言って、聞こうとしたけれども、三条市と名乗っただけでもうその第三セクターの係の人は出てきません。総務省相手にしゃべっても、らちがあかない。だから、どうしたらいいんでしょうね。最後にお聞きしますが、副市長さん、何か言いたいことないですか。 ○副議長(杉井 旬君) 副市長。   〔登壇〕 ○副市長(吉田 實君) 急に私にということで質問が振られたわけでございますけれども、答弁については先ほど来市長が答弁されているとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○副議長(杉井 旬君) 3番。 ○3番(伊藤得三君) 残念ながら、以上で質問を終わらんきゃだめだ。私はいつも思うんですが、質問して答えて終わりですね。審議がないですよ、議論がないですよ、討論がないですよ。三条市の議会はないと同じなんですよ。  以上で終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――― ○副議長(杉井 旬君) 次に、7番、藤田博史さんに発言を許可いたします。7番。   〔登壇〕 ○7番(藤田博史君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。  今回も今まで何度も質問してきました内水対策でございますが、これは私のポリティカル・アクティブと申しましょうか、ライフワークでございますので、御容赦いただきたいと思います。  市民にとって、安全で安心して暮らせることが一番の望みであります。しかしながら、自然災害は毎年のように発生し、市民の生活基盤を脅かし、また産業都市である我が市の発展を阻害するような状況が続いております。今から2カ月前の平成26年7月9日にも集中豪雨が発生し、人的被害はなかったものの、家屋被害、公共施設被害、河川被害、山地被害、そして道路冠水などにより市民の財産に損失を与え、生活に不自由を来し、また市内企業の経済活動を阻害し、経済的損失を招いてしまいました。  近年は、豪雨による被害が毎年のように発生しております。豪雨と申しましても、感覚的なものではなく、三条市において実際にどの程度いわゆる豪雨が発生しているのか、改めて私なりに状況を調べてみました。気象庁のデータにおきまして、1時間当たりの降雨量が発表されている1976年以降、この中で激しい雨として定義されている1時間当たり30ミリを超える雨量が三条市で観測されたのは、38年間で27回あり、このうち半数以上の16回がここ10年間で発生しております。  また、時間雨量と降雨強度の単純比較はできませんけれども、三条市の設定する10年確率の降雨強度41ミリパーアワーに近い時間雨量、40ミリパーアワーを観測したのは1976年以降14回であり、そのうち過去10年間である2004年以降が10回と、40ミリを超える時間降雨量を観測した回数のほとんどをこの10年間で観測していることになります。このデータを見ますと、近年の豪雨状況は、過去約40年の間を振り返れば異常気象なのかもしれませんけれども、ここ10年の状況を見てみれば異常気象ではなく、ほぼ毎年観測される想定し得る気象現象なのだと言えるのではないでしょうか。  ということは、三条市において市民が安全、安心で暮らすことができるまちづくりを行うには、このいわゆる集中豪雨、ゲリラ豪雨という気象現象を想定し、それを超える雨量にも対応できるインフラ整備、そしてソフト面での整備を早急に行っていかなければならないのだと強く思う次第であります。その考えをもとに質問させていただきます。  まずは、三条市においてどの程度の降雨量を想定したインフラ整備、まちづくりを行ってきたのかをお伺いいたします。  そして、本年、平成26年7月9日に発生しました豪雨災害の検証につきましてお伺いいたします。  この日の雨の状況は、午前2時ごろ降り出し、午前2時台で31.5ミリ、午前6時台に29.5ミリ、午前7時台に30ミリと3回のピークがあり、その後午前中の早い段階で雨は収束していきましたけれども、1日の総雨量が146.5ミリという気象状況であり、市内各所で冠水等による被害が発生しました。  そこで、質問ですが、この日の豪雨による家屋被害は何件あったのか、また河川、山地被害、道路冠水被害の状況はどのようであったのかお伺いいたします。  また、市内各所における道路冠水などにより、事業所などの経済活動への影響はどのようであったのかもお伺いいたします。  7月9日の豪雨は、言い方は悪いかもしれませんけれども、三条市が推し進めているさまざまな内水対策の検証をするにはよい機会になるかもしれません。例えば第一中学校区小中一体校に設置した雨水貯留槽の効果はあったのか、また不足はなかったのかを知るデータがとれたものと思われますが、実際に効果を発揮したのかどうかお伺いいたします。  この第一中学校区小中一体校の雨水貯留槽は、間野川流域の水を一時的に貯留するものでありますが、7月9日においては三条税務署近辺の道路冠水が発生したようであります。間野川流域は、四日町小学校跡地の雨水貯留槽の完成をもってその全ての性能を発揮できるものと想像いたしますが、今般の検証により今後着工する雨水貯留槽の性能に不足はないのかお伺いいたします。  次に、豪雨対策のさらなる推進についてお伺いいたします。  三条市は、既に緊急内水対策を推進しているところでありますが、ほかにもさらに対策を打つことができるのではないかと私は考えております。短時間に集中して雨が降るような状況ですと、なかなか市内各所の降雨状況や被害状況などを把握するのは困難でありますし、対応する職員の確保や情報整理を行うのは大変なものだと思います。  実際に被害状況の確認に向かうとしても、かなりの時間と人材と労力が必要になってまいります。短時間で起きる災害には、情報処理も短時間で行われることが減災につながると考えますが、被害状況などの情報収集の方法は現在どのようになっているのでしょうか。  昨今は、市民のほとんどが携帯電話やスマートフォンなど、高機能な情報端末を持っているわけでありますが、この市民が持つ情報収集能力を活用することもできると考えます。例えば市民が撮影した写真データを市に直接送信し、報告できるシステムなど、そう費用もかからず構築ができ、また撮影した時刻などもその画像データに添付されているため、情報の整理に役立つものと思われます。災害時には、市民の避難が第一優先ではありますが、災害発生の初期や避難後などに市民がリアルタイムに収集してくれるデータがいち早い対応に役立つと考えますが、情報収集または伝達のための効果的な方法についてお考えでしょうか、お伺いいたします。  先ほど来近年の雨の降り方について申し上げてまいりましたけれども、短時間に集中して降る雨への対策としては、水路や下水道などを用い、川の下流に流すという考えでは効果が薄く、また下流域の河川が有する排水能力に余力が生まれる改修が完成しない限り難しい、時間のかかるものだと思われます。現在進めている調整池設置などは効果があると思いますが、設置する土地の確保が難しいと思われます。  以前にも質問させていただいたことがありますが、その点地下貯留管であれば市道などの道路下などに設置が可能であり、短時間降雨には非常に効果的だと全国的にも広く設置されるようになりました。お隣の見附市においても、内径2.6メートル、長さ586メートル、3,100トンもの雨水を一時貯留できる地下貯留管を設置し、平成22年度から供用を開始、効果を発揮していると伺っております。三条市においては、学校跡地から距離があり調整池を設置するための敷地確保が困難な地域、例えば南四日町地区や西四日町地区、また西本成寺地区にこの地下貯留管を設置すべきだと考えますが、お考えをお伺いいたします。  嵐南地区の新通川及び島田川の改修に関しまして、既に県から示されている進捗がどのような状況であるのかもあわせてお伺いいたします。  次に、またさらなる対策の推進でございますが、開発行為における調整池の設置基準についてお伺いいたします。これも以前一般質問で取り上げたことがございますが、三条市においては現在、全体の開発行為が3,000平米以上の場合は三条市土地開発条例にのっとって開発行為をしなければならないと定められ、その規模が1ヘクタール以上の場合は調整池を設置しなければならず、1ヘクタール未満であっても排水能力に必要が認められる場合においても設置しなければならないと定められています。  以前質問した際には、1ヘクタール未満であっても放流先の条件によりまして指導、許可をしております。また、開発行為基準に満たない場合であっても、一連とみなされる開発については調整池を設置するような指導もしておるところでございますと当時の建設課長から御答弁いただきましたけれども、最近降雨状況や市内各所の開発状況の進展を考えますと、この調整池設置基準のさらなる厳正な取り扱いをすべきだと考えます。  現実に市内を見回しても、狭い範囲の地籍において1ヘクタール未満の開発が複数回行われ、結果、面で捉えたときに1ヘクタールを大きく超えた面積の建物や駐車場ができ上がり、土地の保水能力が大幅に低下するだけでなく、降った雨が地面に浸透せず、一気に周辺水路に流れ込み、道路冠水や家屋浸水につながっていることは事実であります。開発行為における調整池設置の指導はもちろんのこと、設置基準の見直し、申請時の指示と指導及び検査の厳格化を検討すべき時期に来ていると考えますが、いかがでしょうか。  次に、豪雨災害を想定した市民による自助の啓発と補助についてお伺いいたします。  先般の豪雨の際にも、道路冠水した地域の市民から家の前の道路が冠水しており、そこを車両が通過していくと波が立ち、その波が建物や敷地に押し寄せ、被害が増大しているとの連絡が多数私にも寄せられました。市の職員が急行し、通行どめの措置を行ったところもあったようでございますが、時間の経過により被害の拡大もあったと伺っております。  そこで、まずは道路冠水による通行どめの措置はどのような判断で、そしてどのような方法で行われているのかお伺いいたします。このような状況においては、素早い対応が必要だと思います。道路冠水などによる事故や2次被害拡大防止のために、現在道路冠水が頻発している箇所や想定される場所及び道路における通行どめについては、地元自治会もしくは地域住民に緊急措置としてその権限を与え、またその用具を貸与すべきだと思います。ぜひ検討いただきたいと思いますけれども、御見解をお願いいたします。  豪雨災害につきましては、被害想定が難しく、また対応策においてはハード面の整備に時間を要するものだと思われます。かといって災害は待ってくれず、あすにでも発生することがあるわけです。行政、そして市民が協力し合って被害を最小限にとどめることも大変重要だと考えます。市民もみずから自身の財産を守る手段を講じ、所有もしくは貸借している建物、家財を目的に豪雨に対して担保されている火災保険等の契約もされていると思います。  豪雨災害において、被害がないにこしたことはありませんが、いざ発生した後の生活復旧や財産回復のために必要なものが保険や共済だと考えます。市民の不安を取り除き、またみずからの財産をみずからの手で守ることを啓発するために、まだ内水対策事業が終わっていない、もしくは当面時間が必要だと考える地域において住宅を所有し豪雨災害を担保する火災保険等に加入しようとする市民に対し、みずからを守るという意識向上と、市においては内水対策事業の当初どおりの計画推進のため、自衛手段として契約する火災保険の一部を補助することを目的とし、都市計画地域内にあっては都市計画税、その他地域においては固定資産税の減免制度を取り入れてはいかがでしょうか。  また、同じように浸水多発地域において新築、改築時に高床工法など耐水化、浸水対策を講じた住宅の建築促進のために、助成などの措置をとってはいかがでしょうか。前倒しで内水対策事業を行っても時間がかかるものです。それまでの間、被害の軽減、そして市民のみずからの財産はみずからが守るという意識の向上のために、このような助成、補助制度の提案をいたします。お考えをお伺いいたします。   〔藤田博史君質問席に着く〕 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 私からは、豪雨対策のさらなる推進について答えさせていただきたいと思います。  新通川、島田川改修の進捗状況、あるいは道路冠水の解決策という御指摘であったかと思います。7月9日の豪雨により、市内各所におきまして道路冠水が発生したところでございますが、本年度進めております調整池設置工事などの内水対策を着実に進めておりますことから、一部箇所は除きますけれども、来年度の出水期には改善が図られると認識しているところでございます。  そうした中にありまして、新通川の改修については、新潟県のほうで平成24年度より改修事業が進められてきたところでございますが、御指摘いただいておりますとおり、近年のたび重なる豪雨の状況、あるいは今回の7月9日の豪雨の被害状況を受けまして、恐らくこれまでの進捗ではやはり遅きに失するという御判断をいただいたんだと思いますけれども、今新潟県が早期の全面改修に向けて大幅にかじを切りつつあるという状況になっているところでございます。  私ども三条市といたしましても、これは県の事業ではありますけれども、国の大幅な補助金をいただくスキームとなっているところでありますので、こうした県の動きを全面的に支援するべく、新通川全面改修期成同盟会の皆様方と一緒になって、その予算確保に向け精いっぱい汗をかいていきたいと思っているところでございます。詳細は、具体に県からその補助申請がなされたときに明らかになると思いますけれども、私どもの思いとしては相当大幅に前倒して、全面的に改修を図っていただけると好意的に受けとめているところでございます。  また、議員御指摘の南四日町地区や西四日町地区におきましては、県の改修に合わせて三条市として新通川に流れ込む排水路の整備に取り組むことで軽減が図られると考えているところであります。恐らく近いうちに県から大幅な事業推進を行っていただくことになりますので、事業の進め方によりますけれども、私どもも場合によっては補正予算を計上させていただく中で、この排水路整備に一体となって取り組んでいくという基本的な考え方で進めていきたいと思っているところでございます。  なお、御指摘いただきました西本成寺地区におきましては、その用地の点等を含めまして、なかなか難しい課題が多くあるところでございます。可能性の有無も含めて検討させていただくということで、現段階では御理解いただきたいと思っております。  また、島田川の改修につきましては、平成24年度より新通川と同様改修事業を進めているところでございますが、これも早期完成に向けて県に要望を行ってまいりたいと思っているところでございます。  それから、開発行為におきます調整池の設置について、以前の一般質問に重ねて今回も御指摘いただいたところでございます。御指摘いただいておりますとおり、三条市土地開発条例施行規則第5条では、開発行為等の規模が1ヘクタール以上の場合または開発行為等の規模が1ヘクタール未満であって放流先の排水能力により必要と認められる場合は、開発区域内において一時雨水を貯留する遊水池その他の適当な施設を設置することとしており、具体には3,000平方メートル以上の開発におきましても調整池の設置を確認する対象となっているところでございます。  ただ、私どもも内水対策を進めているところでありまして、先ほど答弁申し上げましたとおり、来年度の出水期には大幅な改善が見込めるのではなかろうかと思っているものの、近年の豪雨の頻度が非常に増しているという状況にあっては、民間レベルにおきます開発行為の際にもやはり一定の保水力を維持するためのお願いはしていかなければいけないのではないかと思っているところでございます。  こうした点も含めまして、今後開発行為におきます調整池の設置に当たりましては、先ほど申し上げました設置基準が本当にそのままでいいのか、見直すべきかどうかといったことも含めまして、しっかりと検討会を立ち上げ、具体の検討を進めてまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(杉井 旬君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) 私からは、豪雨対策のさらなる推進についての中で、現在の情報収集と今後のSNS等を活用した効果的な情報収集、伝達方法について答弁させていただきます。  どちらかというと、収集のほうに重きを置いての御質問と捉えておりますので、まずはそちらを先に答弁させていただきます。現在大雨による道路冠水等の状況につきましては、市消防本部や建設課、あるいは災害対策支部の職員がパトロールで収集した情報のほか、自治会長の皆様、住民の皆様からの連絡をもとに職員が実際現地で確認した情報を取りまとめ、防災情報として報道機関を通じて発信するとともに、市のホームページに掲載しているところでございます。  御質問者御指摘のいわゆるSNS等を活用した情報収集については、多くの情報をリアルタイムで収集し得る利点があると認識しておりますし、また一部先進市でそのようなことを行っているということも承知しているところでございます。ただ、その利点がまた一方ではなかなか大変でございまして、収集した情報の整理であるとか、多くの市民の方は善意でお寄せくださるわけですけれども、情報提供したんだから、行政側から何かしらの返しといいますか、反応を期待されるというのもまた聞いているところでございまして、それらのところをどうするのか。また、例えば市のホームページ上にそれらの情報を書き込みできる掲示板的なものを設けた場合には、信憑性を確保するために、いわゆるサイト荒らし的な書き込みへの対策に検討を要するものとも捉えているところでございます。  サイト荒らしの一般的な防御手法としては、利用者を登録制にするということは考えられるわけでございますが、それをしてしまえば掲示板の利用頻度が低下し、せっかくの利点である情報が集まらなくなることもまた想定されるところでございます。こうした課題をクリアし、SNS等を活用した防災情報収集と情報発信ができないのか、他の先進自治体の事例などを参考にいましばらく研究をさらに深めさせていただきたいと考えているところでございます。  なお、避難準備情報、避難勧告等の発信、伝達につきましては、報道機関を通じた情報発信のほかに防災行政無線、自治会長、民生委員を通じての住民への伝達、携帯電話への安全・安心メールやエリアメールの配信、BSNやNHKでの文字データ放送、燕三条エフエムへの緊急割り込み放送、ヤフーやツイッターへの掲載など、さまざまな手段をもって現在も情報発信しているところでございます。迅速かつ確実に市民の皆様に伝達できる体制をこれからも構築してまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 行政課長。
      〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 私からは、7月9日の被害状況について答えさせていただきます。  まず、建物被害につきましては、住家で床上浸水が18棟、床下浸水が249棟となってしまったところでございます。また、道路冠水につきましては市内全域で88カ所、それから土砂崩れ等山地の被害につきましては、堤防ののり面の1カ所も含めますと4カ所に被害が出てしまったところでございます。 ○副議長(杉井 旬君) 商工課長。   〔登壇〕 ○商工課長(渡辺一美君) 私からは、7月9日に発生いたしました豪雨災害による経済活動への影響について答えさせていただきます。  税務課の被害調査の結果を受けまして、対象区域内の事業所に調査票を送付し、被害状況の調査を行いました。調査票を送付した228の事業所のうち58%に当たる132の事業所から回答をいただき、そのうちの55%に当たる72の事業所から被害の報告を受けております。このうち実際に商品や設備などに被害のあった事業所は30件で、その被害額の合計は476万円となっております。主な内訳としましては、製造業が8件、サービス業が8件、卸売業が7件、小売業が3件となっておりました。  それから、道路冠水による経済活動への影響はどうかということでございますが、具体的な影響額の算出については困難でございますけども、先ほど申しました浸水による商品、設備への被害という直接的な影響のほかに、通行どめによる納品の遅延、それから材料の入庫のおくれ、あるいは開店のおくれなどといった間接的な影響もあったと承知しているところでございます。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 私からは、7月9日の豪雨災害の検証について何点かお問いでございますので、答えさせていただきます。  まず、どの程度の降雨を想定したインフラ整備を行ってきたかという御質問であったかと思います。三条市の雨水対策につきましては、基本的に公共下水道計画における時間当たり41ミリの降雨に対応する下水道整備を進めておりますが、整備が進んでいない箇所におきましては緊急的な内水対策事業により浸水被害の軽減に取り組んでいるところでございます。  続きまして、第一中学校区小中一体校の調整池の効果という御質問でございます。間野川排水路改良事業として第一中学校区小中一体校に設置いたしました調整池については、貯留容量が380立方メートル、対象降雨は公共下水道計画10年確率降雨であります時間雨量41ミリで整備を行っております。  7月9日の豪雨においては、ピークの時間雨量が48ミリで、設計に当たっての41ミリを上回っておりますが、調整池の整備により近隣区域の湛水深は低減できたものと考えているところでございます。  また、旧四日町小学校跡地の貯留槽の関係についての質問でございます。今年度旧四日町小学校跡地に調整池の整備を行うこととしておりますが、その整備については時間雨量41ミリを想定して行うこととしており、全ての間野川排水路改良事業の整備が完了しますと、計画排水域における全ての湛水深の低減が図られると考えているところでございます。  それから、豪雨災害を想定した市民による自助の啓発と補助について何点かお問いでございますので、御答弁いたします。まず、道路冠水による通行どめの措置の判断については、車両の通行により家屋等への浸水が発生するおそれがあるなどの場合、状況により道路管理者である三条市及び交通規制を受け持つ警察などで対応しているほか、地域住民みずからによる通行どめも行っているところでございます。  また、素早い対応の必要性ということで御質問でございます。7月9日の水害時以降に要望のあった自治会へは、通行どめが早期にできるよう危険、立入禁止という黄色いテープと三角ポール及びバリケートを渡して早目の対応をお願いしているところでございます。今後は、要望のあった自治会以外にも照会して早目に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  また、住宅等のかさ上げ補助についてどうかということでございますが、浸水対応に当たっては有効な手段だと考えておりますけども、まずは現在行っている内水対策事業が優先と考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 税務課長。   〔登壇〕 ○税務課長(金子晴喜君) 私からは、内水対策事業指定地域の住宅所有者に対します都市計画税及び固定資産税の減免制度につきまして答えさせていただきます。  固定資産税及び都市計画税を含みます地方税は、市民へのさまざまな行政サービスの提供と都市施設の建設、整備などの重要な原資であり、市民から広く共同して負担していただくものとして、条例に基づき課税しております。固定資産税、都市計画税の減免につきましては、地方税法の定めによりまして、法の範囲内におきましてその要件を条例で制定しております。また、国の通知によりまして損害の程度によります軽減または免除の割合を定めているものでありまして、都市計画税につきましても固定資産税の例により定めているところでございます。  固定資産税の減免につきましては、減免措置が特別な事情のある場合に限った税負担の軽減であること、税の適正かつ公平な運用への配慮も求められること、減免の範囲におきましては法の定める範囲内とされておりますことから現行の条例の運用とさせていただいておりますので、御理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) それぞれ御答弁いただきまして、ありがとうございました。では、一問一答で質問させていただきたいと思います。  今ほど7月9日の被害状況についてお答えいただきましたけれども、思っていたよりも今回は降雨時間が多少短かったために、以前の豪雨災害に比べたら被害や経済活動への影響は少な目で安心しておる次第でございます。しかし、少なくとも市民が有する財産、もしくは経済活動において損失をこうむっているわけでございますので、一刻も早く内水対策事業を進めていただきたいと思うわけでございます。  それで、今ほどいろいろと被害の状況ですとか、その地域に対する改善についてお話いただいておりますけれども、私の手元にある被害状況を一つ一つ見ていきましたら、今回は冠水したけれども、少なくとも調整池ができ上がれば回避できるだろうという地域がほとんどであったわけでございます。一方、この調整池の水系外と申しますか、近隣でない地域をちょっと見ていきますと、例えば旭町の三条郵便局からパルムにかけての東北電力があるあたりや塚野目地域も湛水しているわけでございます。これらの地域については調整池の及ぶ範囲外だと思うんですけれども、これらの地域の湛水解消方法はどのように考えていらっしゃるのかをまずお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 旭町地域での湛水の関係でございますが、これにつきましては今下水道事業の裏館第1雨水幹線の整備が進めば軽減されるものと考えております。  また、塚野目地内におきます湛水被害でございますが、これにつきましては塚野目大排水路の国道403号横断部分の断面が小さいために湛水が起こっているということですので、その改良を今年度行うこととしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) 今の説明を聞きまして安心いたしました。取り残されている地域のないようにお願いしたいと思います。  被害状況を受けての具体解消案につきましてはこの辺で終わりたいと思いますが、次に豪雨対策のさらなる推進という部分での質問をさせていただきたいと思います。新通川、島田川の改修につきましても今現在進行中であり、またその歩みが早くなるようにということで御回答いただいております。  現在新通川につきましては、改修で示されている箇所は信越本線より下流部であるわけですが、信越本線より上流部に関しましては、以前の一般質問では特に改修の見込みがないと伺っております。しかしながら、さきの7月9日の豪雨に際しましては、曲渕三丁目地内、三条高校の脇と申しますか、サンホームの脇と申しますか、あの地域から新通川沿川上流部の住宅地や田畑が大変な冠水をしております。  私も現地や写真を見たりして、これは新通川の溢水による浸水だと思っているわけでございます。この新通川下流部の改修はもう大歓迎でございますが、信越本線よりも上流部についても、周りの近年の急速な開発のことを鑑みますと、やはり何かしらの対策や改修をすべきだと感じます。もしかしたら下流部の流速を速めることによって上流部の負荷も弱まるという考えでいらっしゃるのかもしれませんが、今現在の状況を見ると新通川の上流部につきましてもやはり改修の必要があり、またそれを近隣の住民は望んでいると伺っております。新通川の信越本線よりも上流部の今後の取り扱いについてはどのようにお考えなのかお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 新通川上流部の改修ということでお問いでございますが、まずは河川整備につきましては下流からやっていくことが筋であると考えており、新通川の信越本線よりも上流部については下流部を全面改修した後に検討されるものと考えておるところでございます。  それから、先ほどの旭町の湛水の関係でございますが、裏館第1雨水幹線排水路と申し上げましたけれども、荒町第1雨水幹線排水路は第1産業道路までは整備されておりまして、そこからの排水路整備を行うことによって旭町の湛水も解消できるものと考えておるところでございますので、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) 開発行為における調整池の設置についてもお答えいただきまして、またその設置基準の検討を今後行っていくというお話をいただきましたけれども、少し現状の話をさせていただきたいと思うわけでございます。市内では何カ所か、敷地造成を複数回、複数年にわたって繰り返すことによって社屋、また倉庫、また駐車場と開発をどんどんと行っていって、結果3ヘクタールを大きく上回るような開発をされている事業所と申しますか、地域がございます。  今現在の土地開発条例施行規則からいきますと分割していけば、調整池を設置する必要がないという結論にどうしても至ってしまうわけです。そうしますと、開発行為を分割して行うほうが調整池という負担を負わなくて済むという考えに及んでしまうという危惧がございます。やはり、設置基準の引き下げも大事だと思うんですが、その後の開発行為についてもきっちりとパトロールし、また上がってくる申請書と排水計画を精査して、全体を面で捉えたときに1ヘクタールを大きく超えるような、または下流域に負荷をかけるような開発になる際は強く指導したり、調整池の設置を義務づけたりする。  ただ、企業に対して調整池の設置をというと、なかなかの金銭的負担もございますし、維持管理上の負荷もかけるわけですが、それはやはり市民の財産を守るということを共有していただきたいとよく説明してお願いすると同時に、また調整池でなくとも、例えば敷地内に水を貯留できる機能を有する駐車場を確保する等、その辺の細かい基準を検討してはいかがでしょうか。三条市は他の市とは違って、五十嵐川、信濃川、また細かい河川が流れ込んでいて、非常に恵まれてはいるのだけれども、逆に考えると水のさばきがなかなか難しい地域でございますので、ほかの市がやっていないから基準を引き下げることが難しい、いや、設置する指導が難しいということを言わずに、きっちりと調整池が設置されるような指導をしていただきたいと思うんですが、そこまでの設置基準を検討するかどうかお伺いしたいと思います。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 先ほど検討会を立ち上げ、設置基準の見直しも含めて検討してまいりたいと答弁申し上げたところでございますが、今ほど議員御指摘のとおり、順次事業所を拡大していって、結果累積として3,000平方メートル以上に至ったという場合についても、検討の対象にしていきたいと考えているところでございます。  そうした中で、基準はそのままか、見直しするべきなのか、見直すとすればどういう方向性であるべきなのかと、こういうことも含めてこの検討会で御議論いただきたいと考えております。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) ありがとうございます。  豪雨対策のさらなる推進において、まだほかにも幾つか心配するものがあるわけでございますが、例えば新保裏館線でいうと信越本線のアンダー区間がございます。ほかにも三条市においては道路などの下をくぐるアンダーパスが何カ所かありますけれども、これも今回の豪雨で何カ所か浸水して通行どめになったと伺っておるわけでございます。  これから設置しようとしている、そういう道路の排水ポンプについて、現状では時間雨量41ミリで設計されているというお話をいただいておりますし、各アンダー箇所につきましては既にその設計のもとでポンプの排水能力を定め、それを設置されていると思うんですけれども、やはりこのような降雨状況であると、新保裏館線のポンプはもっと増強する必要があるんではないかと考えております。  実際この新保裏館線は、昭栄大橋から向かって行きますと、橋の下りがあって、信号のある交差点があって、その先で少し左に曲がりながら下って信越本線のアンダー区間に入ると、非常に見通しが悪いことが危惧されるようなつくりになっているわけでございます。先が見えない状況でもしアンダー区間が湛水して、そこに車が突っ込んだら、もしくはほかの車や人が入ってしまったら、重大事故につながるおそれがあるわけでございますが、このポンプの能力を上げる見込みはあるのかどうか、お伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 新保裏館線におけるアンダー部分のポンプの機能強化という御質問でございますけれども、現在の計画は多分41ミリで設計されており、ポンプについてもそれに沿った排水能力での設置だろうと考えておるところでございますので、御理解いただきたいと思います。  また、見通しが悪くて車が湛水した部分に突っ込むんじゃないかという御心配でございますが、その辺につきましては、例えばもし浸水した場合に車が突っ込まないような何らかの対策はしていかなければならないと考えておるところでございます。  また、私の勘違いで、再度訂正をさせていただきたいと思いますが、旭町の湛水については、先ほど荒町と言いましたけども、裏館第2雨水幹線、市役所のすぐ西側が第2雨水幹線でございますが、その先の排水路を改良すれば対応は可能と考えておりますので、大変申しわけございませんが、訂正させていただきます。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) 今の答弁ですと、想定以上の豪雨の際には、やはり道路冠水してしまうことがもう目に見えているような状況だと思うわけでございます。今ここで答弁せよというのはなかなか難しいとは思いますので、避けますけれども、やはりポンプの能力を上げて、新保裏館線の信越本線アンダー区間には水は1ミリたりともためないんだという意気込みで、ぜひとも設計を柔軟に考えていただきたいなと思いますし、いち早くその取り組みをしていただきたいなと思うわけでございます。  先ほど来市民からの情報収集におけるSNSもしくは掲示板等について御回答いただいておりますけれども、事実SNSや掲示板を利用しますと、やはり悪質ないたずらですとか、また一方的な正確ではない情報が伝わり得ることが危惧されているのは重々承知でございます。  ですので、現在情報機器等は日進月歩でございますので、その利用方法を今後検討していただきたいなと思うわけです。市民に公開することを条件に付さない、ただ単に情報収集のみの対応――例えば市民がこのような地域でこういう被害が出ておりますということを市役所に通報するときに、電話で通報すれば言葉ではつかめますが、状況が目で見てわかるということにはならないと思いますけれども、携帯端末で撮った写真データを送ってもらえば一目瞭然で、情報がすぐに伝わると思うわけでございます。市民からそういう情報を収集する工夫を今後考えないのかお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) 情報収集について再度の御指摘でございます。  先ほど申し上げましたように、例えば県内ではソーシャルメディア型防災情報サイト、えちご防災ポータルいますぐレポ!であるとか、十日町市が今年度実証実験中のとおかまちレポを開設されています。それからいろんな行政分野で私ども親しくおつき合いをさせていただいており、人事交流もしたことがございます佐賀県武雄市は、フェイスブックで市側からの発信とあわせて市民から投稿された情報を活用しているところでございます。  そういう状況であるということは、先ほど答弁させていただいたように十分承知もしておりますし、今ほど情報収集のみという御提案もいただきましたので、それらも含めて、今ほど申し上げましたような先進事例の研究等をさせていただきながら、どういう運用が可能であるのか、実際に災害のときというのはもう本当に猫の手もかりたいほどのてんやわんやの状態になるわけですので、そういう中でどういう活用の仕方が一番現実的であるのか等々について研究をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) 次に、自助への啓発という部分について触れさせていただきたいと思います。先ほど道路の一時的な通行どめについては自治会、またその地域の住民にお願いしているということで、対応が早くて非常に安心し、また喜んでいるわけでございますが、例えば通行どめのバリケードを設置したり、テープを張ったりという地域の住民が自分たちでみずからの財産を守るような活動をしても、やはりそこは公の道路なわけでございます。  通行させる、させないとか、誰の権限で通行どめをしているんだとか、現場においてはトラブルも十分に想定できるわけでございます。その際のトラブル等の相談もしくは通報の窓口は、どこの部署が担当するのかお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 基本的には、道路管理者である三条市建設課で対応させていただくものだと考えておるところでございます。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) ちょっと細切れの質問になって大変申しわけないんですけれども、今ほどの通行どめのタイミングについて、開始は、皆様自分の財産に被害が及ぶのが怖く、きっと早目にされると思うんですが、逆にその解除は、これも住民に判断を委ねるのか、それとも道路の管理者である三条市がそろそろ解除してくださいという指示を出すのか。こういう事細かい規定を策定するお考えはあるのかどうかお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 通行どめの開始や解除の規定を策定する考えはあるかという御質問でございますが、警察等々との協議の中では、緊急避難的には住民が通行どめをしても結構ですよ、また状況が改善されればそれを解除してくださいという形でやらせてもらっていまして、現段階では基準をどうするとかというところまで検討しておらないところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) 今ほどの件については、基準はなくとも対応方法のマニュアルぐらいは作成したほうがいいのかなと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思いますが、先ほど水害の起きそうな地域についての火災保険、住宅総合保険とか、水害、豪雨も担保するような保険の加入について一部補助するのはどうかという提案に対して、固定資産税等の減免はなかなか難しいというお話をいただいておりますが、そもそも都市計画税は、都市計画という名前がついているわけでございます。  私は、公共的な施設、また財物に関して充足されているのが都市だと思うわけでございます。水害をたびたび、毎年または年に複数回味わうような、また公共下水道、雨水幹線等が整備されているにもかかわらず、また都市計画されているにもかかわらず被害が出てしまう地域に住む人は、都市計画税とは一体何ぞやと思うと思うのではないでしょうか。  そう考えますと、やはり都市計画を推進していても、なかなか達しない部分に関して、減額せよというのはなかなか難しいと思うんですが、ただ一方でやはり皆さんせめて被害を補償する火災保険にみずからの意思で加入して、みずからの財産を守ってくださいということを啓発する意味で、加入を促進する仕掛けをつくることは決して無駄ではないと思います。また、市民は1回水が上がり、恐怖感を味わうたびに市に対する不満が募っているわけでございますが、その不満解消、また不安解消につながると思うわけでございます。都市計画地域内において、火災保険を掛けた場合に都市計画税を減免するというのは効果的だと思うわけでございます。重ねての質問になって申しわけないんですけれども、市民の不満を解消するためにも必要だと思いますので、もう一度お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(杉井 旬君) 税務課長。   〔登壇〕 ○税務課長(金子晴喜君) 都市計画地域での都市計画税の減免について質問をいただきました。  都市計画税につきましては、公園、道路、下水道等の都市施設の建設、整備などの都市計画事業に充てるため、都市計画法により指定されました都市計画区域のうち、三条市都市計画税条例により定めた用途地域に存在する土地及び家屋に対し課する税金でございます。  先ほど申し上げましたように、税金の役割、それからこれら税の減免に関しましては、適切かつ公平な運用に十分配慮することが必要となりますことから、地方税法によりまして固定資産税を含め規定されているところでございます。それに基づきまして三条市税条例を制定し、運用しておるところでございます。他の納税者からの納得が得られるような税の公平性が保たれることも必要になるかと思います。それにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、税の規定の範囲の中におきまして現行の条例により運用しておりますことを御理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 7番。 ○7番(藤田博史君) ありがとうございます。  内水対策について、市長は4年前の選挙の際に、緊急内水対策によって平成27年度をめどに区域内湛水被害をゼロにしたいということを訴えていらっしゃいました。実際内水対策は着実に進んでいるわけですし、それは私も十分承知しているところでございますけれども、残念ながらその計画を知らない市民が多数おられます。  計画の概要ですとか、その完成時期、また完成後その施設や内水対策がどのような効果を及ぼすかということを知らない市民が多数いることは事実であります。知らないということが、結果不安につながっているというのが現実でございます。市は、何をやっているんだろうか、私たちは見捨てられたんだろうか等、だんだん気持ちが重く、暗くなっていくような状況が見受けられます。  そこで、先ほどから申し上げているとおり、やはり公共は公共でございますし、また災害からみずからの命、財物を守るのはまずは自助だと私は考えるわけでございますけれども、自助努力をお願いする必要もある反面、今ここまでこういう事業をやっているんだ、また完成するとこれだけの効果が発揮できるんだ、だから少なくとも何年何月ぐらいまでは待ってくれということを広く市民に周知する必要があると思います。現在もいろいろな、例えば広報さんじょうですとか、ホームページ等で細かく出ているとは思うんですけれども、まとめて市民が知ることができるような周知方法、広報方法を御検討いただけるかどうかお伺いいたします。 ○副議長(杉井 旬君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) 内水対策事業の住民周知についての御指摘でございます。  確かに私どもが事業を行っているところでございますけれども、住民の方になかなか伝わっていないという現状を鑑みますと、これからは住民周知のあり方についても検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――― ○副議長(杉井 旬君) 次に、22番、阿部銀次郎さんに発言を許可いたします。22番。   〔登壇〕
    ○22番(阿部銀次郎君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  質問する前に、私の一般質問の通告内容について訂正をお願いしたいと思います。2の布施谷川、新川排水路、吉津川の内水氾濫対策の(2)に「検討会解散後、協議会として残したが」と、次にも「協議会」とありますが、この「協議会」を「連絡会議」と訂正をお願いしたいと思います。  それから、もう一点、3番目ですが、括弧書きの中に「今年度の予算はゼロに等しいが」とありますが、「予算が少ないが」と訂正をお願いしたいと思います。  それでは、一般質問をさせていただきます。まず最初に、学校教育田についてであります。学校教育田は、農業の機械化が進み、子供たちが日本の主食である御飯になる稲はどのようにして栽培され、お米になるかをわからなくなってきたことから、食の大切さを教え、知ってもらうために始めたのが最初で、平成四、五年ころに市と農協との間で始まり、今日に至っておると思います。子供たちの教育に欠かせない大切な体験授業となっていることも事実であります。  始めた当初、農家のほとんどは自営耕作であり、条件さえ合えば協力してくれる農家は多くおられました。しかし、近年農業情勢が大きくさま変わりしまして、中小企模の農家は委託をし、耕作農家は激減いたしまして、就農者は高齢化しておりますし、大規模農家しか残っておらず、新たな協力者をお願いするのに市役所も大変御苦労されているのが現状ではないでしょうか。  しかも、米価は年々下がっている中、学校教育田の面積要件は5アール前後で、田植え、稲刈り、脱穀は学校と日程調整しなければならないし、中間に学校へ行って稲づくりについての講師もしてやらなければならなりません。そして、協力者1人では学校教育田はできません。地域の大勢の方々から協力してもらわないとできないことを考えますと、平成22年からの現行条件を協力農家がもう少し受けやすいような条件に見直すことが必要であると考えますが、いかがでございましょう。  ちなみに、現行条件を申し上げますと、収穫米は全て学校へ搬入し、価格は当該年度のJA仮渡金60キログラムの価格の収量分とし、作業日当として時給800円で田植え、稲刈り指導時間の36時間を見ておりまして、金額にいたしますと2万8,800円であります。そして、もう一点、学校教育田は転作扱いとされておりますが、転作ではなく主食用米扱いだと思います。主食用米であれば、仮渡金だけではなく、最終精算も考慮してやらなければならないと思いますが、いかがでございましょう。  次に、布施谷川、新川排水路、吉津川の内水氾濫対策について、この件に関しては過去にも何回か質問させていただきました。平成24年、25年と2カ年にわたり、県と市、土地改良区で内水氾濫対策検討会が開催されました。ハード、ソフトの両面から検討され、ハードは多額の予算がかかることから、今ある施設を活用、運用し、少しでも市民生活の安全、安心を確保するために、最終的に4つの提言が示されました。  提言を申し上げますと、1つ目、吉津川上流部の家屋の浸水被害が発生している箇所は、早急にポンプ排水を併用した輪中堤などによる対策を実施し、国道の浸水被害が発生している箇所は土のうで閉め切るなどの対応が有効であるが、道路管理の考え方をさらに検討する必要がある。  2つ目、大雨が予想されるときは、新川自然排水樋門の開閉による事前水位低下により自然流下時間を可能な限り確保し、浸水被害軽減に努めるべきである。なお、新川排水路の用水確保については、河川管理者も協力することが必要である。  3つ目、内水域の浸水対策として、布施谷川、吉津川及び市街地排水路の流下能力が不足している箇所の整備を進めるとともに、各排水機場の能力向上が有効である。今後も各管理者が協同して排水能力の向上を総合的に検討する必要がある。  4つ目、布施谷川排水機場と新川排水機場は隣接しているため、水門操作やポンプ運転の迅速化及び管理者間の連携を強化をし、操作の一元化を目標に、管理者間の垣根を越えて緊急時の連絡体制やマニュアルの整備をするなど、できるものから実施することが重要であるとしております。  この4つの提言について、市や土地改良区は現在どのように取り組んでおられるのかお伺いいたします。1つ目と2つ目については、現地における工事または実施もされておるようでございますが、3つ目、4つ目は全く見えてきません。  また、検討会解散後、連絡会議としてこの会を残されましたが、その後連絡会議は開催されたのかお伺いいたします。開催されたのであれば何回開催されたのか、また開催の内容をお伺いしたいと思います。  次に、布施谷川の排水ポンプ運転業務についてであります。県より委託を受け、三条市が運転管理されておりますが、平成23年の7・29水害、そして本年7月9日の大雨の際は運転業務が正常に行われたとは言えないのではないでしょうか。平成23年の7・29水害時には、それが原因で布施谷川の堤防が決壊して新川に流れ込み、逆流により柳川、柳場の住民が避難勧告を受ける事態となったことは御承知のとおりであります。  本年は、下流部においてオーバーフローし、水戸川に流れ込んだため、地元は大騒ぎになり、3年前の教訓が何も生かされていないような気がしてなりません。もともと荒町ポンプ場で排水機場の水位を監視し、一定の水位になると出かけて運転するということ自体に無理があるのではないでしょうか。それならば、隣に新川排水機場があり、三条土地改良区の職員が常勤しております。大雨時の判断は容易であると同時に、三条土地改良区の職員はプロでありますから、いっそのこと県と相談し、三条土地改良区に運転業務をお願いしたらいかがでございましょうか。お受けしてもらえれば、市民は安心されるのではないでしょうか。  また、下流部の堤防内の草が水の流れを阻害しておるようですが、県から草刈りをしてもらったらどうでしょうか、お伺いしたいと思います。2年ほど前までは、県が草刈りをしておりましたが、昨年と今年は草刈りをされておりません。それがどういう理由かははっきりわかりませんが、その辺も水害の大きな要因になると思いますが、いかがでございましょうか。  次に、布施谷川上流部の改修についてであります。この改修計画について、県は平成24年11月15日に地元説明会を開催し、説明では予算の関係もあり、1つの事業を区間を決めて工事を進め、5年をめどに完了するとのことでした。これが県道大面保内線までの区間で、平成28年度末に完了したいとの説明がありましたが、平成24年7月24日に県庁へ國定市長、そしてお二人の県議と地元の推進員の方々で田宮土木部長に要望陳情をしたことから、24年度では大型補正で2億円がついたものの、その後25年度は当初予算はなく、補正で5,000万円、本年度は1億6,000万円つきましたが、現場は地盤改良をしている程度で、護岸もしなければならないし、橋も2橋つくらなければならないし、河川の本工事は全く目に見えない状態であり、私の目で見ても28年度末までの完了は厳しい状況にあると思います。本当に完了することができるのでしょうか。  1級河川であり、事業主体は県でありますが、被害を受けるのは市民であります。今年も7月9日の大雨で布施谷川は氾濫し、床上、床下浸水はありませんでしたが、宅地内に大量の土砂を残していきました。保内駅前の県道大面保内線の路肩が崩れ、補修がなされたことも事実であります。市も努力はされておられるようでございますが、この点についてもいかがお考えでいらっしゃるかお伺いいたしまして、1回目の質問を終わります。 ○副議長(杉井 旬君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 私からは、布施谷川上流部改修につきまして答えさせていただきます。  御案内のとおり、布施谷川の改修事業につきましては、現在上保内地内のJRより上流の市道橋から県道大面保内線の旭橋までの延長480メートルの区間におきまして河川改修が実施されているところでございます。事業の計画内容や今後の事業の進め方につきましては、昨年の2月及び3月に布施谷川改修推進委員会の皆様や地元の関係者に対しまして、新潟県から御説明いただいたところでございます。  県では、このJR上流区間におきます河川改修事業を一部現川を外れた法線でバイパス的線形、ショートカットとして計画し、できるだけ短期間で効果が上がるよう実施しているところでございます。議員も十分御案内のとおりかと思いますが、現在県との関係でつまびらかに申し上げることができませんけれども、事業進捗の環境が整いつつありまして、これをもちまして大きく事業が進んでいくものと考えているところでございます。  しかしながら、議員御指摘のとおり、これまでの環境を整えるということが予定どおりうまく進まなかったとも私どもも捉えているところでございまして、その結果、客観的に見ましても平成28年度末に予定どおり完成することはなかなか難しい状況に今差しかかりつつあるのではないかと私どもも認識しているところでございます。  ただ、一刻も早い完成については、私どもも全く同じ思いを持っているところでございます。この点について、引き続き布施谷川改修推進委員会の皆様方とともに新潟県に強く要望してまいりたいと思いますし、さきに申し上げましたとおり、環境が整った状況でございますので、今後は一気呵成にこの事業の進捗が図られるよう私どもとしても注視していきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(杉井 旬君) 経済部長。   〔登壇〕 ○経済部長(長谷川正実君) それでは、私からは学校教育田の関係につきまして答えさせていただきます。  学校教育田については、本年度は市内小学校19校において、農家の皆さんから田植え、稲刈りの段取り等々、お忙しい中地域の子供たちのために大変多くの時間を割き、手間をかけて御協力いただいているところでございまして、改めて感謝を申し上げる次第でございます。この事業は、米の消費拡大とともに日本型食生活の定着、普及と正しい食習慣、食教育を進め、あわせて御指摘いただきましたように米や農業に対する理解を深めるために行っている事業でございますので、引き続き農家の皆様から御協力いただきながら実施してまいりたいと考えているところでございます。  そこで、御協力いただきます農家の皆様に対しまして、当年産のJA仮渡金、コシヒカリ1等単価で10アール当たり480キロの収量をもとに作付面積に応じて算出した額に作業日当を加えることでお支払いさせていただいているところでございますけれども、その負担は田植え、稲刈りが手作業であるほか、出前授業の講師や、あるいは収穫祭への参加など、御指摘のように通常の水稲栽培よりも大きいことも理解しており、今ほど申し上げました基準収量、単価等が実態と若干乖離していることも事実でございます。  そこで、今後ベースとなります収量の基準や作業単価等につきまして、生産調整における基準単収、あるいは農業委員会で定めております農作業賃金等を参考にしながら、精算につきましては若干事務的な整理も必要だと思いますけれども、適切な見直しを検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(杉井 旬君) 建設課長。   〔登壇〕 ○建設課長(笹岡和幸君) 私からは、布施谷川、新川排水路、吉津川の内水氾濫対策についての4つの提言と検討会解散後の連絡会議についてお答えいたします。  まず、1つ目の検討会で提言された4つの取り組みについて、ハード整備につきましては、現在吉津川上流におきまして輪中堤及び排水ポンプの設置工事を実施しているところでございます。布施谷川改修事業につきましては、上保内地内の県道大面保内線までの区間を引き続き進めているところでございます。新川排水路に影響を与える市街地の取り組みについては、下水道裏館雨水幹線の整備と緊急内水対策事業による一ノ木戸小学校跡地での調整池設置工事や西大崎地内での排水ポンプの設置工事などを実施しているところでございます。  また、ソフト対策につきましては、昨年実施し、効果のありました新川自然排水樋門の事前開門を三条土地改良区から引き続き行っていただいているところでございます。吉津川流域につきましては、ハザードマップ作成を今年度中に着手し、情報収集、伝達体制の強化を図るとともに、湛水の解消に向けた検討を進めているところでございます。そして、各管理者間における河川情報の共有化の仕組みづくりについても進めているところでございます。  2つ目の検討会解散後の連絡会議についてでございますけれども、検討会での提言を受け、内水被害軽減に向けて具体的な対応及び対策を協議するため、改めて布施谷川・新川排水路及び貝喰川内水氾濫対策連絡会議を設置し、本年3月12日に第1回目を開催いたしました。会議は、国、県、市、土地改良区の実務レベルによる構成で、今後の進め方などを協議したところでございます。  第2回目につきましては、出水期前の6月27日に開催し、連絡系統及び連携の確認、各機関における実施に向けた課題の抽出、対応などについて協議を行っているところでございます。第3回目につきましてはこの秋、冬前を予定しているところでございます。  また、布施谷川の排水ポンプ運転業務についての中で、下流部の草刈りについての御質問があったと思いますが、これにつきましては県に実施していただくよう要望してまいりたいと考えております。 ○副議長(杉井 旬君) 上下水道課長。   〔登壇〕 ○上下水道課長(長野義弘君) 布施谷川排水機場の運転管理を三条土地改良区に委託したら、市民が安心できる運転管理ができるのではないかとのお問いにつきましては、ことし1月、布施谷川・新川排水路及び貝喰川内水氾濫対策検討会におきまして、今後の取り組みとして、布施谷川排水機場と新川排水機場は隣接しているため、管理者間の連携を強化し、水門操作やポンプ運転の一元化を行い、洪水対策の迅速化を図るべきとの提言をいただいたところでございます。  市としましても、提言に従いまして新潟県初め関係機関と協力し、洪水時の被害軽減に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えているところでございます。 ○副議長(杉井 旬君) 2回目の質問は再開後にお願いすることとし、午後3時10分まで休憩いたします。 午後2時53分 休憩 午後3時10分 再開 ○議長(森山 昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  22番。   〔登壇〕 ○22番(阿部銀次郎君) それぞれ答弁いただきまして、ありがとうございました。  2回目の質問をさせていただきますが、布施谷川の上流部改修については市長が答弁してくださいましたが、私と同じで28年度末にはちょっと難しいだろうと、しかしながら県に一刻も早く事業を進め完成できるように要望していくという前向きな御答弁をいただきまして、大変心強く思っておりますが、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  それから、布施谷川、新川の氾濫の関係であります。4つの提言に対して今年度2回会議をされて、3回目がこの秋に予定されているということでございますが、ぜひともこれは、あの広い地域が湛水するわけですから、一刻も早くその解消に向けて連絡、協議を重ねて、市民が安心できるようにしていただきたいと思っております。また、布施谷川の内側のり面の草刈りも県に要望してくれるということでございましたので、それもひとつお願いしたいと思います。4つの提言のうち、上流の輪中堤のポンプ設置については、現在工事中でありますので、1番目の提言は進行中ということだと思います。2番目の提言についても、土地改良区で新川の自然排水を行っているということで、もうクリアされておると思います。問題はやはり3番目と4番目、あそこには農業振興の施設と地域整備部の施設があるわけでありますが、私はやはりそれはどうしても一元化しなければならないんじゃないかなと思っております。  それらは、先ほど答弁の中には今後管理者間で連携を強化し、また連絡会議の中で検討していくということでございますが、何せ23年に、そしてことしもそうでありますが、布施谷川が決壊した要因でございます。もう少し前向きな答弁が返ってくるかなと思って期待したんでありますが、そういう答弁が返ってきませんでしたので、言いたくないんですがあえて言わせていただきます。23年のときには布施谷川の排水ゲートを運転者が下げたんでありますが、異物が混入していて完全に下がっていなかったと、それがもとで逆流が起き、柳場と柳川の人たちが避難勧告を受けたということであります。  それも土地改良区の職員から指摘を受けてようやくわかったということでありますし、その土地改良区の職員の言うことをなかなか聞かなかったということであります。異物が入って下がらないんだろうから、一旦上げれば水圧で異物が取れるので、一旦上げてまた下げればいいじゃないですかと言ったら、それも上司に聞かなければわからないと、こういうことだったそうでございます。それをまた今年も、ゲートがおりていないのを三条土地改良区の役員が見つけて、やはり逆流しておったそうでございます。  やっぱり素人と言っちゃ語弊はあるかもしれませんが、そういうポンプに余りなれていない方から運転してもらうのはいかがかなと思うんです。私は条件さえ整えば、もう間違いなく三条土地改良区は受けてくれるんだと思っております。再度お伺いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。  それから、学校教育田の関係についてでございますが、今ほど経済部長からもう一度農業委員会とも相談しながら、前向きに日当、また米の価格について検討していきたいという本当に前向きな御回答をいただきまして、大変ありがとうございました。学校教育田については、学校と1年間の日程調整もしなければならないし、ついででできればいいんですが、仕事も全てそれのみでやらなければならない。まず、代かきから始まって、苗もつくらなければならないし、田植えも稲刈りも子供たちの日程に合わせて別の日にしなければならないし、稲刈り前にはざづくりもしなければなりません。  それから、脱穀調整も別にやらなければならない。そして、大勢の協力者が必要ですので、また個々にみんなお願いしなければならない。先ほど部長もおっしゃいましたが、収穫祭のこともございます。それらを考えますと、なかなか受けにくい状態なことは間違いありません。そんな中で、いい御答弁をいただきましたので、大いに期待しております。  それと、市長にちょっとお伺いしたいんですが、市長さん、田植えをしたことはございますか。議長のお許しをいただきましたので、写真を1枚持ってきました。私らの協力者の中で、市長から学校教育田の田植えに来てもらえないだろうかと、そういうことで(写真を示す)、ことし保内小学校の学校教育田でこういう……(私語する者あり)これは5年生の子供たちで、昔の若嫁さんが作業に携わるときの服装であります。これを地元の方が用意してくれて、子供たちに着せてやったと。  女の子はみんなとり合いでした。抽せんでこのお二人が当選したんでありますが、ある人が来春は市長に昔の男用の田んぼもも引きを用意しておくから、ぜひそれをはいて田んぼに入ってもらえないだろうか、阿部、おまえ、行ってよく言うてこいよと、こう言われましたので、お忙しいでしょうけど、日程を調整していただければと思っております。  質問は、以上で終わらせていただきたいと思いますが、よろしく御答弁をお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕 ○市長(國定勇人君) 私自身も田植えは経験したこともありますし、体験ですから、本当に気持ちがいいと思いました。来年もしお誘いいただけるようであれば、何でもやりますんで、しっかりとサイズもはかっていただいて、似合うような服装を用意していただければと思っております。ぜひとも参加したいと思います。 ○議長(森山 昭君) 副市長。   〔登壇〕 ○副市長(吉田 實君) 新川と布施谷川の排水の関係でございますけれども、私どもも一元管理が最適なのかなと思っているところでございます。再度土地改良区と話し合いを進めてまいりたいと思っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(森山 昭君) 次に、12番、武藤元美さんに発言を許可いたします。12番。   〔登壇〕 ○12番(武藤元美君) 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。本日最後の一般質問となりましたが、よろしくお願いいたします。  最初に、水害対策についてです。気象庁が平成26年8月豪雨と銘打った台風11号、12号による被害は、北海道、東北、広島、京都など、幅広い地域に被害を及ぼしました。とりわけ広島市での土砂災害は、甚大な被害となってしまい、いまだに行方不明の方の捜索が行われております。この場をおかりいたしまして、心からのお見舞いと、犠牲になられました方々の御冥福をお祈り申し上げます。  さて、三条市でも7月9日には、市内全域にわたって浸水被害が起きてしまいました。ちょうど出勤時間や登校時間と重なったこともあり、車の渋滞が起きるなど混乱が生じました。ことしは、7・13水害から10年目に当たる年ということで、7月13日に向け、追悼式典の準備がなされていたわけですが、式典当日と重ならず、本当によかったなと思いました。  しかし、三条市のある食堂が浸水して困っている映像がテレビの全国放送で流れたということもあり、またしても三条市か、よそも降っているのに、被害は三条市だけってどうしてなの、こういう声が上がる事態となってしまいました。それでも、どこの地域の地盤が低くて水が上がりやすいのかということを市民の皆さんは学んでいます。とりわけ嵐南地区の方々は身にしみていますので、豪雨になりそうだ、水が上がるかもしれないというときは、少しでも高いところへ車を移動させるなどの行動をさっととっています。まさに自分の身は自分で守るということでしょうか。  しかしながら、10年前あれだけの被害が出て、災害に強いまちを目指してきている三条市のはずが、3年前の7・29水害、そしてまたことしも被害を受けてしまう、この現実です。嵐南地区では、高価なポンプを新設したはずなのに、どうしてまた水が上がってしまうのという多くの市民の皆さんの不審と怒りの声が渦巻きました。  実は8月8日、私の近所のお店にことし3度目の水が上がってしまいました。これ以上の被害を防がなければと、消防署の方に土のう積みをお願いいたしました。その後、被害があったことを市に報告に伺いましたら、わかっていますてとにべもなく言われました。悪いと思われたのか、別の職員の方が現地に行き、写真を撮らせてもらいますねと言って手配してくださいました。そういう経過もありましたので、水害対策について今議会でお聞きすることといたしました。  また、去る8月29日に共産党三条市委員会と共産党市議団合同で、三条市に対して水害対策についての申し入れを行いました。内容は、三条市の公共下水道雨水計画を早急に完了できるよう関係省庁へ働きを強めていただきたいこと、嘉坪川雨水幹線の計画見直しと早期の着工に取り組んでほしいこと、島田川、新通川流域の河川溢水、道路の冠水などを踏まえ、河床のしゅんせつや川幅の拡張などを実施していただきたい、また新通川、島田川沿いのかさ上げ等の対策を行ってもらいたいこと、最後に、現在の公共下水道雨水計画では降雨強度を時間当たり41ミリと想定しているが、昨今の降雨の状況から見直していただきたいこと、それぞれの対策に取り組む際、地域住民の声を酌み取って対策を講じてほしいことなど、以上4点です。この申し入れの点につきましては、別個で対応していただけると思いますので、きょうここではそれ以外についてお聞きしたいと思います。  7月8日から10日までの大雨による県内の被害状況は、新潟地方気象台防災業務課の発表ですが、床下浸水は県全体で186件ありました。そのうち三条市は143件です。床上浸水は県全体で17件、そのうち三条市は何と15件でした。三条市の被害は、県全体の7割から8割を占めている。三条市と同じように豪雨に遭いながらも、なぜ三条市だけがこんなにも被災してしまうのでしょうか。このことについて、市長はどのように受けとめられているのかまずお聞きしたいと思います。  次に、三条市の水害の予防対策はどうなっているのか、どんなふうに考えているのかお聞きいたします。@として、内水情報についてです。1つ目に、実際に河川の水位や冠水などの道路状況、住家の状況の情報をつかむことが一番に必要になってきますが、その情報のキャッチを誰がどの部署でどのような方法で行っているのでしょうか。  2つ目に、情報をキャッチした後、誰の判断でどう対応を図っていくのでしょうか。  3つ目に、検証といいますか、対応した結果どうであったかを考察し、今後の改善計画に載せるなどしていくことになるんだと思いますが、その検証の進め方についてお聞かせください。  Aとして、実際水位が上がってきたときの対策はどうなっているのでしょうか、お伺いいたします。  また、豪雨になりますと、自治会長を初め地域の方々が奔走してくださいます。今回も例外ではなく、道路冠水の状況を初め、地域の状況把握を行ってくださいました。私は、自治会長の権限で交通規制が必要と判断すれば、交通規制のテープを張ったり、コーンを置くなどの対策を打っていただいたほうが迅速に対応できると思い、以前にも一般質問で指摘していたんですけれども、実際7月9日には行われておりませんでした。  これは藤田議員の先ほどの質問と重なりますので、回答はお聞きしておりますが、住民の方から、私がここの交通規制が必要ですよねと話をしましたら、近所の方から私たちもそう思って、以前ひもを張ったんだと、しかし警察が来て、勝手にそんなことをするなともうこっぴどく怒られたんだと、そんな話をお聞きしました。善意でやったことも、こういう形になってしまったのでは元も子もありません。そこで、市と自治会や警察との連絡をしっかりととっていただいて、緊急時の対応を一番身近な自治会長の裁量に委ねるということをここでは再度確認させていただきたいと思います。  最後に、日常的な水害対策としまして、今講じているものをお聞かせください。また、計画の途中のものがあれば、その経過状況もお聞かせいただきたいと思います。  次に、一中学区小中一体校についてです。4月から一中一体校が開校し、早いもので2学期に入りました。子供たちも先生もようやくなれてきたころではないかと思いますが、現状はどうなっているのか、またどんなことが課題になっているのかお聞かせください。  私からは、4点お聞きいたします。1番目に、通学や部活での登下校の問題についてです。当初1,500人からの大規模な人数で毎日移動が行われるわけですから、道路事情や事故などは大丈夫だろうかと大変大きな懸念があったわけですが、教育委員会から見てどういう状況になっているでしょうか。  また、子供たちの通学を地域の方やシルバー人材センターの方などからも見守りをしてもらっているおかげで、問題が起こる前に手だてをしてもらえたことが問題発生に至らずに1学期を終えることができた大きな支えであったなと私は感じております。この見守り体制について、現在どういう方々から見守りをしてもらっているのか、見守り隊のボランティア保険等は当然加入されているのだと思いますけれども、見守り隊の方への報酬は支払っているのか。中には無償の人もいるのかなと、現況をお聞きしたいと思います。  2番目に、保護者への連絡網についてです。この問題は、一般質問の初日に小林議員も質問されましたので、重複しないようにお聞きしたいと思います。連絡網は、緊急時に正確な情報をきちんと届けるのが目的です。以前は、連絡網に名前や電話番号等しっかり書かれたプリントが年度当初に配られたわけですが、今は個人情報の保護やいろいろな事件の関係か、全体の連絡網を配布されていない学校が多いと聞いています。市内の学校ではどのようにしているのでしょうか、お聞きいたします。  水害が起きた7月9日は、朝7時過ぎには既に嵐南地区の至るところで冠水している状況が見られました。登校や出勤の時間と重なりましたので、先生方も大変だったとは思いますが、学校が休校になった連絡は問題なく全児童生徒に届けることができたのでしょうか、お聞きいたします。  3番目に、夏場のプール指導、開放についてお聞きいたします。夏休みは暑いこともあり、子供たちが屋外で遊ぶことが少なくなります。最近の傾向でしょうか、クーラーの中でゲームをして一日を過ごすというスタイルが多くなって、子供の成長の面からも心配する声が聞かれます。子供の成長や発達の面からも、全身を使ってのプール遊びは大変大事であると思います。こうした点からも、学校のプール指導や開放は大きな意義があると思います。  昨年は、裏館小学校や一ノ木戸小学校が、そしてことしは一中一体校が新しい校舎の新しいプールということで一般開放されました。ことしのプール開放については、利用料金が発生するなど、若干これまでとは違ってきているように思うのですが、その変更に至る経緯などについてお聞きいたします。  また、一中はこれまでプールがないため、水泳授業が行えなかったわけですが、ことしは立派なプールができました。ですから、プール授業が開始されるものだと私は認識していたのですが、中学生のプール授業は行わず、着衣水泳だけということを聞いております。まだ2学期もあるとは思いますが、実際はどうであったのかお聞きいたします。  4番目に、図書館司書の配置についてお聞きします。みずから学ぶ子供たちの育成には学校図書館の役割が欠かせないとして、学校現場や住民による学校に司書の配置を求める運動が長年にわたって進められてきました。ことしの6月、ようやく学校図書館法の一部改正が成立しました。そして、学校には司書教諭のほかに学校司書を置くよう努めなければならないと学校司書が法律で位置づけられ、来年4月から配置することが求められました。  文部科学省の平成24年度学校図書館の現状に関する調査のデータによりますと、学校図書館担当職員の配置状況は、小学校と中学校は全国平均で50%弱です。高等学校でも全国平均では70%で、担当職員の配置は十分なされていない現状が見えてきます。つけ加えて申し上げますと、日本共産党は法改正の国会における議論の中で、学校司書を法律で位置づけたことは評価できるが、各学校に学校司書を職員として置くことを義務づけるべきだとする修正案を提出しました。残念ながら、他党の賛成がなく、法律での明記とはならなかったという経緯がございます。  さて、今回の法改正を三条市はどのように受けとめ、どのような対応を考えているのか、また現状はどうなっているのかも含めてお聞きいたします。  以上で1回目の質問を終わり、2回目以降は質問席より質問をさせていただきたいと思います。   〔武藤元美君質問席に着く〕 ○議長(森山 昭君) 市長。   〔登壇〕
    ○市長(國定勇人君) たび重なる豪雨被害をどのように受けとめているのかという御指摘であったと思います。  御質問者も御指摘のとおり、ことしは7・13水害からちょうど10年という節目を迎えております。7・13水害を受けた者として、二度とああした深刻な被害が出ないように、これはまちの最優先課題としてやっていかなければいけない、そんな思いから前市長も信濃川、五十嵐川、刈谷田川の抜本的な河川改修を要望することに加え、緊急内水対策事業に着手してきたわけですが、私自身もその考え方には深く賛同している1人でございまして、それを引き継ぐ形で内水対策事業を進め、あるいは強化してきたところでございます。  御案内のとおりこの内水対策、さまざまな対策を講じているわけでございますけれども、その多くは学校グラウンドの地下に調整池を設けるという形で行っております。特に嵐南地区におきましては一中一体校の開校を視野に入れ、今稼働しております一中一体校のグラウンドの地下、あるいはこれから整備を進めていきます旧四日町小学校及び旧条南小学校跡地の地下を活用する形で内水対策を進めているところでございます。これは別に一中一体校が1年間延びたからということを言いわけにするつもりは全くございませんけれども、結果としては来年度の出水期には今回湛水したエリアの多くが改善される見込みですので、自分としては、もしたらればが許されるのであれば、一中一体校が当初の予定どおり進むことができていれば、今回はもう少し違った形での浸水被害になったのではなかろうか、軽減することができたのではなかろうかと、自分の中では思わないところはないわけでございます。  いずれにいたしましても、この10年でそれ以前に比べても豪雨の頻度、あるいは状況が非常に悪化していることは疑いもない事実でございますので、引き続きこの安心、安全度を高めていくための取り組みに絶えず留意しながら、計画的に着実に進めてまいりたいと思っているところでございますし、先ほど7番議員にも申し上げたとおり、県においてもしっかりと取り組む姿勢を見せていただく状況になっているところであります。  私どももまずは予定しております計画をしっかりと実行していくことが肝要かなと思っておりますので、御理解いただきたいと存じます。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) それでは、私から小中一貫教育にかかわって、緊急連絡網と水害時の連絡が混乱なく行われたのかということと、司書についてのお問いがございましたので、答えさせていただきます。  まず、連絡網と今回の7月9日の水害における対応の関係でございますが、御案内のとおり市内小中学校の連絡網については、一部個人情報保護の観点から連絡網に載らない家庭がございますが、おおむね整備されているものと思っております。  それで、7月9日の水害における対応でございますが、午前2時ごろから激しい雨になりまして、私どもは市内の状況等についての情報をその都度判断しながら、第1段階では自宅待機、第2段階では休校という措置をとらせていただきました。先般の一般質問で部長からも答弁しておりましたけれども、児童生徒が登校する直前の豪雨で大変急な対応を迫られたところでございますが、一部対応が徹底できない部分は確かにございましたけれども、おおむね安全確保ができたんではないかと考えてございます。したがいまして、整備されたマニュアル等によりまして、緊急的な対応はおおむねできたものと思っております。  次に、司書の関係で法の一部改正を受けてのお問いでございますけれども、現在三条市では法律で規定されています司書教諭をそれぞれ配置してございます。司書教諭は、ほかの教員とともに学校図書館資料の選択、収集、提供、また子供たちの読書活動に対する指導等を行うなど、学校図書館の運営や活動の中心的な役割を担っていただいております。加えまして、スクールアシスタントもそれぞれ学校に配置されてございまして、図書館の仕事のお手伝いを行っており、子供たちとのかかわりを通じて読書意欲の向上や読書習慣の確立のために効果を上げていただいているものと認識しております。スクールアシスタント等によります子供たちのかかわりを大切にしながら図書館運営を行わせているところでございますが、現時点では学校司書の配置を改めてするという考えは持ち合わせていないところでございますので、よろしくお願い申し上げます。  残余については、それぞれ担当より答弁させますので、よろしくお願いします。 ○議長(森山 昭君) 建設部長。   〔登壇〕 ○建設部長(大山強一君) それでは、私から、災害時の対応等についての御質問に答えさせていただきます。  まず、緊急時の対応の中で、道路冠水による通行どめの関係でございます。先ほど7番議員にもお答えさせていただきましたとおり、道路冠水による通行どめにつきましては、車両通行による家屋等への浸水が発生するおそれがあるなどの場合に、我々道路管理者である市及び交通規制を受け持つ警察などで対応しているほか、地域住民みずからによる通行どめも行っているところでございます。  先ほど質問者から警察に言われたという話がございましたが、我々が聞いている範囲では、警察からは緊急時だからどんどんとめてもらって結構ですよと聞いているところでございます。  それから、日常的な対応ということでの御質問でございます。職員の警戒態勢としての第1次配備となる前に、建設課で策定しております内水対策配備基準で非常招集を定めているところでございます。その際の情報収集としては、冠水箇所や河川水位等の現場を確認し、状況によってはポンプ場やゲート操作及び通行どめ等を早期に行っているところでございます。  また、水防活動等の対応といたしましては、建設業界との連携強化に取り組んでいるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 私からは、一中一体校開校後の現状と課題の全般的なものと、通学路の関係についての御質問に答えさせていただきます。  御案内のところかと思いますけれども、本年4月の一中一体校開校に向けて、子供たちが不安や心配を持たずに、新しい学校に夢や希望を持って登校できるよう、その発達の特性、実態に即した指導を行わせていただいたところでございます。幸いにも教職員を初め、保護者や地域の皆様の御尽力によりまして、1学期の状況といたしましてはおおむね順調に教育活動が行われております。  中でも、スクールバスの登下校につきましては、開校前の試験登校では幾つか課題もあったところでございますけれども、こういったことについても改善を重ね、順調に運行していると認識しております。ただ、一部のスクールバスが、曜日によってはでございますけれども、予定より若干おくれて学校に到着するとか、あるいはロータリーのところがちょっと混んでしまうというような課題があったようでございますけれども、それらにつきましても、例えば出発時刻を少し早めたり、あるいはロータリーの中まで行かずに、南門でおろすなどの対応により、教育活動に支障が出たという報告は聞いておらないところでございます。  今後とも一中一体校では、新校舎においての教育活動、児童生徒の生活面全般を注意深く見取ってまいりたいと思っております。学校とは今後とも連絡を密にとって、改善するべき点があれば迅速に対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。  次に、通学路の関係でございます。特に見守り隊の皆さんに報酬を支払うべきではないのかという御指摘をいただきました。これは一中一体校に限らず、市内の小中学校全てにおきまして、子供たちの安全を見守ってくださる保護者、地域の方には御尽力をいただいており、議員も言われましたけれども、私どもも本当に頭の下がる思いでございます。現在市内の全ての中学校区は、ボランティアで対応させていただいているのが実態でございます。  その中で、ボランティア保険はということもございました。正直私どもで掛けているという実態はないと思っていますが、この点だけは調査させていただきたいと思っております。  そんなことから、一中一体校におきましても、報酬につきましては今まで同様ボランティアで対応をお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(森山 昭君) 教育総務課長。   〔登壇〕 ○教育総務課長(笹川浩志君) 私からは、プールの使用料について答えさせていただきます。  プールの使用料につきましては、一般開放をしていくことから光熱水費のほかにプール薬剤と監視員賃金が必要になりますので、受益者負担の考えから3月に三条市立小・中学校施設設備使用条例の一部改正を提案させていただき、御議決いただいたところでございます。それを受けて、今年度より学校施設の目的外使用という位置づけで使用料を徴収させていただいているものでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(森山 昭君) 教育センター長。   〔登壇〕 ○教育センター長(前澤正人君) それでは、私から水泳指導、プール使用についての御質問をいただいておりますので、答えさせていただきます。  まず、水泳指導に関してでございますが、学習指導要領には中学校保健体育科において、1年生の場合は必修とするものでありますが、2、3年生の授業では器械体操、陸上競技、水泳の3種目から選択して指導するという弾力的な扱いとなっております。三条市においては、小中一貫教育カリキュラムにおいて9年間を見通した中で水泳指導を行っていくこととしております。  御指摘の第一中学校では、この9月から保健体育の授業として1年生が7時間程度、2、3年生においては3時間程度の実施を予定しておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 御答弁いただき、ありがとうございました。  そうしましたら、最初に水害の件でお聞きしたいと思います。先ほど市長から一中一体校の関係で、たらればだけど早目に学校ができればこんな被害はなかったんじゃないかという話がございまして、ちょっとびっくりいたしました。私は、それはおっしゃるべきことではなかったと思ってお聞きいたしました。  それで、とりわけ今回の7月9日の水害では、全市内のあちこちで冠水しましたが、それは先ほどお話がございました内水対策が完成すれば被害は少なくなるというのは見通しとしてはわかるんです。ただ嵐南地区でいいますと、申し入れのところでもお話しましたけれども、川のしゅんせつがなされていないんです。本当に草がぼうぼうで、水が流れない状況の中で溢水していったという事実があるわけです。ですから、そういうところも見ないうちに、学校ができればなんていうことはまず言うべきではなかったなと思ってお聞きしたところです。  それはよろしいですけど、私は時間もないので、質問していきたいと思いますが、最初に情報の共有についてお聞きしたいと思います。提案なんですが、今ラジオ放送では道路の渋滞情報などが流れているわけですけど、例えば冠水の状況もラジオ放送等で伝えることはできないでしょうか。冠水しているので、車は迂回して走行するようになどの警戒の呼びかけ情報が流れると、運転している方はとても助かるんではないかと思います。こうした情報を豪雨時に放送するシステムはできないのでしょうか。今現在の状況も含めてお聞かせください。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 交通どめなどの情報をラジオで流せないかというお問いでございますが、三条市が防災情報として取りまとめたものを報道機関にお流しして、各報道機関からその防災情報をもとにラジオ、テレビ等の媒体を通じて市民の皆様に周知させていただいているところでございます。  7月9日の大雨に際しましても、燕三条エフエムからは市が提供した防災情報をもとに道路の冠水や通行どめの情報をラジオで放送していただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 緊急時や災害時にラジオの燕三条エフエムのボタンをぽんと押すといろんな情報が、ローカルな話題がどんどん出てくるということを三条市としてもちゃんとお願いをするのが大事なんじゃないかなと思っているんです。  今ほどのお話で、各報道機関に流してもらっているとは言いますが、その頻繁さ、度合いを放送局に任せているということなんじゃないかなと思うんです。ローカル放送は丁寧な情報、地域のきめ細やかな情報の発信を使命としているわけですから、緊急時にはぜひ頻繁に状況を流してもらいたいということを三条市からもう一回お話することはできないでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 質問者御指摘のとおり、燕三条エフエムもローカルFMとして地域に密着した、地域の市民ニーズを捉えた情報を平時から発信されているものと承知しているところでございます。災害時におきましても、市民が地域の情報を知るための重要な情報源であると考えているところでございます。  地域の浸水、道路の状況等情報についても、先ほどお話させていただいたように現在も放送していただいているところでございますので、今後とも燕三条エフエムがローカルFM局としてこれまで地域に果たしてこられた防災上の役割として継続していただきたいと考えているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ぜひ働きかけていただきたいと思いますが、災害の情報ということになると、学校の休校のお知らせなども流れると市民は助かると思いますが、こういうことも入るのでしょうか、お聞きします。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 繰り返しになる部分がございまして大変恐縮ですけども、ローカルFMがその使命として果たしてこられている役割、私どもも十分承知しているところでございますので、先ほど御答弁申し上げたとおり、全ての地域に密着した情報を引き続き放送していただきたいと考えているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ぜひ協力関係でお願いしたいと思います。  次に、これだけ被害を受けておりますと、どこが冠水するかということが大体想定されるようになってきたのかなと思うのですが、三条市ではその想定される地域、今どうなっているのかという情報をどのようにキャッチしているのでしょうか、お聞きします。 ○議長(森山 昭君) 総務部長。   〔登壇〕 ○総務部長(若山 裕君) 先ほど7番議員の情報収集についての御質問でも答弁させていただきましたけれども、現在大雨による道路冠水等の状況につきましては、市消防本部や建設課、あるいは災害対策支部の職員がパトロールで収集した情報のほか、自治会長、住民の皆様からの連絡をもとに職員が現地確認した情報を取りまとめているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 私、以前定点カメラを設置しているんだというお話をお聞きしました。じゃ、嵐南地区のどこなんですかということでお聞きしましたところ、どうも私、市民の感覚ではどうしてここにあるのかなと思うようなところに設置されているということだったわけです。定点カメラを3年くらいでつけるという計画を進めているとお聞きはしたんですが、その定点カメラは今後増設していく計画があるのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 定点カメラにつきましては、平成23年の7・29水害の検証により、24年度から26年度の3年間をかけて設置していこうという計画を立てて、進めているところでございます。平成17年に既に設置している3台と今年度の予定を加えて全部で13カ所になっております。検証の結果、この3年間で増設しようとしてきたところでございまして、五十嵐川、信濃川、刈谷田川も含めまして、内水対策についてもカメラを増設してきているところでございます。  今後の予定につきましては、それら内水対策が強化されることも相まって、予算編成を踏まえてまた検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 嵐南地区ばかり言って恐縮なんですけども、市内全体どこもそうなんですが、低い地域で水があふれるんじゃないかというのをいち早くつかんで、対策を打つということが本当に求められているんだなと思います。  先ほど来三条市の計画では、内水対策として信濃川、刈谷田川の緊急内水対策やっているんだということで言ってはおられますが、それは長期的な課題であって、それに対応していくのはもちろん大事なんですが、一方毎年これだけの豪雨が降る中で、低い土地はもうわかっているわけです。ですから、そこに対処するということも本当に大事になってくるんじゃないかなと思っています。  先ほどカメラの話がありましたけども、7月9日の水害では南小の裏側に島田川が流れているわけですが、そこから溢水して桜木町地内の住家を襲ってしまいました。あの辺に住んでいらっしゃる方は、もう雨が降るたびに眠れない状況なわけですから、ここにもカメラの設置等を考えていただけたらなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 今ほど具体的に設置場所について御要望を頂戴いたしましたけども、増設そのものについて関係部局と検討して、予算要求が必要であればさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。行政というのは、被害を受けた方の身になって考えて、そして対策をとるということが本当に大事なんだと思っています。ぜひその観点でお願いしたいと思います。  日常的な対策と経過ということでお伺いしたいと思います。10年前の状況とはかなり違った対策がいろいろ講じられてきているのではないかなと思っております。例えば7・13水害のときに、障がいをお持ちの方々の家族というのは大変な状況がありました。それで、障がいをお持ちの方々への対応などの整備は今どうなっておりましたでしょうか。大勢で過ごす避難所での生活は、家族も本人も大変負担が大きいものがございます。整備も多分図られてきていると思うのですが、こうした配慮など現状についてお聞かせください。 ○議長(森山 昭君) 高齢介護課長。   〔登壇〕 ○高齢介護課長(西澤正幸君) 要援護者関係につきましての御質問をいただきましたので、私から答えさせていただきます。  災害時におきます要援護者の避難支援につきましては、御承知のとおり四半期ごとに更新しております災害時要援護者名簿をもとにいたしまして、自治会、自主防災組織、民生委員児童委員、介護サービス事業所及び消防団の方々から御協力をいただき、情報伝達あるいは避難行動支援に当たっていただいているところでございます。  なお、当市の災害時要援護者名簿につきましては平成20年度から、災害発生時において個人の生命を守るためにはより積極的な支援を行う必要があるとの観点から、個人情報保護審議会の同意を得た中で、名簿登載に不同意のあった方を除き、登載していくという逆手挙げ方式としてきておりまして、このことは全国に広く先進事例として紹介されているところでございます。  また、平成25年5月1日基準の災害時要援護者名簿からは自治会、自主防災組織内での役割分担を明確化し、支援者が交代しても確実な引き継ぎが行われるようにするため、避難行動支援者を誰が担当し、支援するのかの役割分担を明確にするとともに、同時期から支援者と要援護者あるいは家族の間で避難に当たって配慮すべき事項などの情報共有を図るための災害時要援護者情報記載メモの活用促進などに取り組んでいるところでございます。  なお、避難場所の関係でございますけれども、実際に要援護者の方が避難所に避難された場合におきましては、安心して避難所生活を送っていただけるよう避難所内に別室ですとか特別な配慮スペースを設置することなどの災害対応マニュアルの見直しを行うとともに、昨年6月1日には市内福祉関係の19法人と災害時におけるホームヘルパー派遣に関する協定を締結させていただくとともに、どうしても避難所で生活することが困難な方を受け入れていただくため、8法人と災害時における福祉避難所の設置運営に関する協定を締結させていただいたところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。今のお話をお聞きしまして、本当によかったなと思っております。ぜひ市民の皆さんにも広く知らせていってもらえたらなと思いました。  続きましてですが、このごろの雨の降り方は本当に尋常ではございません。もう被害に遭いやすい家庭というのは大体わかってきたのかなと思うのですが、出水期の具体的な対策の提案、これはどのようになっているでしょうか。土のうを家の脇に用意しておくというのは考えやすいことなわけですけれども、ただ高齢の世帯なんかはなかなかそういったことが難しいかなとも思っています。  それで、三条市も啓発の意味で自主防衛としてこんな対策があるよというような提案をしていってもらえたらなと思うのですが、その辺は現在どんな手だてがなされているのかお聞きします。 ○議長(森山 昭君) 消防長。   〔登壇〕 ○消防長(大久保修市君) 地域住民に対する水防の手だてということでありますけども、消防本部といたしましては、それぞれ水防活動を行うための資機材として、各署所に土のうを備蓄しておりますが、市民の方々から水害対応を目的とした希望があった場合は、こちらから提供させていただいております。また、土のうの運搬が不可能または困難な高齢者世帯につきましては、事前に相談いただければ消防本部で対応させていただいているところでございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。前もって連絡があれば、高齢者世帯に土のうを持っていってやることもできるというお話をお聞きしまして、何か本当にほっとしました。ぜひお願いしたいなというふうに思います。  ただ、今後ですけども、ますます高齢化していくわけでございます。地域の共助という点でこれからどれだけの力が果たせるのか、もちろんこの強化が必要かなと思うわけですが、こうした共助を進めていく上での対策みたいなものは考えていられるのでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 少子高齢化に伴って、地域の防災力、減災力を維持、向上させていくという課題については、私どもも非常に難しい課題だと捉えております。まずもって、市の行うスマートウエルネス等の事業を通して、元気な高齢者となっていただいて、地域でも大切な人材として防災、減災の一役を担っていただきたいとも考えているところでございます。
     また、最悪それら高齢者や要援護者の方々が実際に避難される場合においては、自主防災組織、自治会、民生委員、消防団、介護サービス事業所等の各種支援主体が一丸となって、より確実にその方々を支援していただけるよう、毎年行っている総合防災訓練を通しましてその体制の構築をしていくことが重要であると捉えております。  それから、各種防災研修会や自治会会長等への地区別説明会などの機会を捉えまして、引き続き共助の大切さ、必要性について一層啓発に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございます。例えば自治会長ばかりではなく、今は地域コミュニティーができているところもございます。防災研修を年に1度はするようにという働きかけ、提案をぜひ進めていただけたらなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 行政課長。   〔登壇〕 ○行政課長(堤 孝昭君) 先ほど答弁させていただいたように、それぞれ地区で抱えていらっしゃる課題はそれぞれ違う部分もございますので、地区別研修会等の機会を捉えまして、今後の対策についても一緒に考えていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 地域の共助の関係というのは、本当に大事だなと思っております。ぜひ進めてもらいたいと思います。  ただ、本当に豪雨がひどくてもう眠れない状況の中で、何か対策をといったときに、前にも提案はしたんですけども、軽くて場所をとらない土のうがございますよね、ジェルタイプみたいな。もう低い地域はわかっているわけですから、そういうものを事前に、希望者にということになるわけですけども、持っていてもらって、1軒で10袋といっても10センチにもならないような厚さですから、車庫などに置いていてもらって、いざとなったときにそれを使ってもらえるような、そういうこともぜひ三条市として進めたらどうかなと思います。高齢者対策にもなりますし、低い地域に住む皆さんの気持ちが楽になるんじゃないかなと思いますが、そういう対策はいかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 消防長。   〔登壇〕 ○消防長(大久保修市君) 軽くて場所をとらない土のうを事前に配布してはいかがという御質問でありますが、議員がおっしゃっている軽い土のうというのは吸水性土のうといいまして、要は紙おむつみたいなもので、水を含むとジェル状になって重くなるというものであります。これは、水を含むと約20キロの土のうになります。しかしながら、この20キロになるには約20分から30分間水に浸しておく必要があります。また、1枚当たりの単価が約1,000円で、我々が使っている砂土のうの30円と比べると非常に単価が高いという課題がございます。  そういったことから、我々消防では現場での必要性及び費用対効果が薄いといった観点から、こういった土のうは保有しておらないところでございます。ただ、我々が使っている砂土のうについては、自治会等の皆さんから御要望があればいつでもお渡ししたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 30円と1,000円とじゃ違うよと言われれば、確かにそのとおりなんですけども、消防の皆さんにお願いをする部分には、もちろん従来の土のうでいいかと思うんです。ただ、いざというときの対策、予防のために、希望する各家庭に軽い土のうを備えてもらうという観点も私は必要なんじゃないかなと思っています。  住みたいまち三条というけども、これ以上水害で被害を受けるようであれば、逃げたいまち三条になっちゃうよとあちこちで言われているところです。ぜひそういった対策も含めて今後検討していただけたらなと思います。水害については以上といたします。  次に、一中一体校の問題、最初に通学の問題についてお聞きしたいと思います。先ほどの御答弁の中で、見守り隊についてはボランティアでお願いしているんだというお話でございました。私が伺ったときには、シルバー人材センターの方でした。ですから、いろんな形態で雇用されているのかなと思いましたものですから、有償なのか、無償なのかということでの質問をさせていただいたところです。  善意でということでございますが、今受けてくださっている方の体調が悪くなり、別の方にバトンタッチしたいなと思ったときに、全部善意のボランティアという待遇でやっていたら、後継者を見つけることができるでしょうか。私はやっぱりこの見守り隊は、ほんの一時的に必要なものではなくて、学校があり続ける限り続けていただきたいことだと思っています。  ですから、今後の課題としてでもいいですけども、見守り隊の報酬というか、待遇について検討していくことは大事なことかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 見守り隊について再度御指摘をいただきました。  シルバー人材センターの方については、一中一体校のスクールバスの見守りだと思いますが、今年度は有償で実施させていただいておるところでございます。それ以外の実態につきましては、先ほど申し上げましたとおり、改めて調査させていただきたいと思います。といいますのは、中学校区ごとにいろんな従事形態があると思いますので、その中でどんな対応をしているのか調べさせていただいて、学校の状況を聞きながら継続できるような方法を検討してまいりたいと思います。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。ぜひ調査をして前向きに検討していただけたらと思っています。  通学の問題で、部活の移動のために、当初想定していた以上に生徒の自転車の数が多くなって、自転車置き場が不足しているような話も聞いているのですが、この点は大丈夫でしょうか、お聞きします。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 現在の一中一体校の駐輪場につきましては、部活動で使用する生徒を含めて最大230台の自転車を置くことができるように配置させていただいたところでございますが、今年度につきましては、自転車を利用する部活、これはテニス部とか陸上部等でございますけれども、これらに加入する1年生が予想をかなり上回ってしまったという中で、若干でございますが、自転車置き場が不足する状況が生まれたというのは事実でございます。  当然のことながら、教育活動に影響のない範囲で別な場所に置いたところでございますけれども、2学期に入り3年生が部活を引退する時期でございますので、現在は十分足りているという状況でございます。来年になりますと、旧四日町小学校跡地のサブグラウンドもある程度めどが立つわけでございますので、自転車を利用する部活動の生徒も若干少なくなってくるのかなという予想はありますけれども、状況を見て、学校と十分連携する中で対応させていただきたいと考えております。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 嵐南地区は一方通行が多いので、徒歩なり、自転車なりで来校される保護者の方が多いのかなと思っています。今子供たちへの対応については、何とかやってくださるということでよかったんですが、保護者の方たちが来校されるときに、やっぱり変なところに置かれるよりも、きちんと整備された自転車置き場に置いたほうが教育的にもいいと思っておりますので、ぜひそういう観点からも自転車置き場の増設、拡充をしていただけたらなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 自転車置き場を含めまして、建物ができてから8カ月ちょっとが経過している中で、今改めて点検に入っておりますので、全体を踏まえて学校の要望等を再整理していただいて、対応すべきところはしてまいりたいと考えています。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。  地域の方々とお話しますと、一番心配されているのが、これから冬を迎えることでございます。これまでも再三確認しているところではございますけども、歩道確保のための除雪計画の準備を進めることになると思うわけです。地域の皆さんへの周知ということで、子供の通学、そして除雪についてこんな計画で冬を迎えますということを文書で回覧してはいかがでしょうか、お聞きします。 ○議長(森山 昭君) 教育部長。   〔登壇〕 ○教育部長(池浦倫之君) 御指摘のとおり、一中一体校でもこれから初めての本格的な冬を迎えるというところでございます。通学に関しましては、引き続き保護者、地域の方からいろんな意味で御協力をお願いしていかなければならないと考えています。回覧という御提案がありました。冬場の歩道除雪の計画がどうなっているかとか、見守り体制をどうしていくかということを含めてしっかりと情報共有し、周知を図っていきたいと思いますが、具体的な方法につきましては小中一貫教育推進協議会を中核として議論させていただきたいと思っております。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 次に、連絡網についてお聞きしたいと思います。  7月9日の対応で、先ほど教育長からのお話もございましたが、最初は自宅待機、その後休校という切りかえがあって、多少混乱があったかなと思っているというお話がありました。  それで、私は実際に混乱が生じた学校があるんではないかと思っているのですが、緊急時には登校をおくらせるとか、休校するとかという対応が考えられるわけですけど、そのときの指揮命令というのはどなたがなさるのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 緊急対応の決定、さらに指揮命令ということでございますが、こういったことにつきましては、私と教育部長、それから小中一貫教育推進課長が連絡をとり合いながら判断させていただいて、小中学校校長会に連絡して協議し、最終決定するといった手順を踏んでおるところでございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) 私は学校の休校や登校をおくらせるという判断はそれぞれの学校長が判断すると認識していたのですが、今の御答弁ですと教育長と部長と小中一貫教育推進課長の3者で相談し、校長会に連絡するというお話だったわけですけど、じゃこれからもそうなるんでしょうか。もう一回確認させてください。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 学校教育法の中に、こういった風水害、緊急の場合については校長がまず判断し、伝染病等が出た場合については教育委員会が判断するという規定がございますけれども、子供の命を優先して考えた場合、緊急時には臨機応変な対応が必要だろう、ましてや今回は市外から通っておられる校長先生方が通勤途上だったということもございまして、私どもで携帯電話を使いながら連絡をとり合って決定に及んだということでございます。あくまでもケース・バイ・ケース、臨機応変な対応が必要だと考えてございます。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) ありがとうございました。今のお話ですと子供の命にかかわる部分は教育長、部長、小中一貫教育推進課長の3者で相談するんだ、ケース・バイ・ケースなんだよというお話だったわけです。  それで、前にいただいた資料でちょっと振り返りますと、教育長の判断で今回は休校にしますよという決定がそれぞれの学校に伝えられるわけですよね。それを1件ずつ携帯電話でやっていたら、本当に遅いと思うわけです。何かそれが今回大変な混乱につながったのかなと思っていて、そうであれば、命にかかわる場合はこうなんだから緊急のメールを一斉送信するからという形でやれば時間の短縮になるわけですし、学校側から児童生徒の皆さんに連絡するところでも助かるかなと思いますので、そこら辺の整理をするべきではないのなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育長。   〔登壇〕 ○教育長(長谷川正二君) 先ほどは、休校の決定を午前4時から6時35分までの限られた時間の中で、いろいろな情報を収集しながら判断しなければならないという中でお答えをさせていただいたところでございます。今の御質問は、学校に対する連絡はどうしたんだということだと思います。  私ども通常は、電話、ファクス、メールを使いながら連絡させていただきます。しかしながら、今回は時間帯がまだ早朝であったため、先ほども申し上げましたけども、それぞれが自宅や出勤途中という中での対応でございましたので、電話による連絡を中心に行わせていただいたということでございます。個別の指示事項、詳しいものについてはメール、ファクスを使わせていただいております。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) こうした水害がそうそう起こるようなことがあってはならないと思うわけですが、これだけの豪雨ですから、何があるかは本当にわからない状況です。やっぱり混乱のないような連絡体制が大事だなと思っています。  新聞で、傘を差して学校へ向かう子供を見たという記事を読みました。実際学校に登校した子供たちもそれぞれの学校で何人かいたということも聞いているところです。今回は事故がなくて本当によかったなと思うんですが、今後1人でもこのようなことのないようにしなければならないと思うわけです。  ですから、連絡網という部分では、個人情報の関係もございますので、いろいろ問題はあるかもしれませんけども、保護者の皆さんにきちんと説明して、しっかりと御理解いただきながら、今回のようなことのないように進めていただけたらなと、連絡網の整理をお願いしたいと思います。  次に、プール授業についてお聞きしたいと思います。先ほどの御答弁の中で、中学生のプール授業については1年生は必修だけども、2年生、3年生については今回3時間程度だというお話がございました。そういったことを保護者の皆さんにきちんとお伝えしているのでしょうか。私が伺った話ですと、今回プールがあるのかなと思ったら、水着は買わなくてもいいよというプリントを1枚いただいたということだったわけですが、やはり保護者の皆さんにわかるような形でちゃんと説明することが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森山 昭君) 教育センター長。   〔登壇〕 ○教育センター長(前澤正人君) 学校におきます水泳指導の保護者への連絡周知という御指摘かと思います。各学校におきましては、実施の数カ月前に保護者に必ず連絡を入れた中で準備を進めていただいているものと認識しております。御指摘の嵐南小学校、第一中学校におきましても、適切な時期に保護者へ連絡が入っているものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(森山 昭君) 12番。 ○12番(武藤元美君) もう時間がないので、済みません。学校司書の配置についてですけども、現在国も……(発言時間終了を告げるブザー音あり) ○議長(森山 昭君) 質問者に申し上げます。発言時間が超過しておりますので、発言を終了してください。 ○12番(武藤元美君) はい。  国でも財政措置があるようです。ぜひ検討してください。 ―――――――――*=*=*=*=*=*――――――――― ○議長(森山 昭君) 以上で本日の日程は終了いたしました。  次の会議は明9日午前10時に開くこととし、本日はこれをもちまして散会いたします。 午後4時39分 散会...